2015年頃にカメラを始めた筆者が初めてお金を貯めて買ったカメラはミラーレス一眼でした。
当時は、動体撮影なら一眼!ファインダーが見やすいのは一眼!と言われていましたが、大きいうえに初心者だった自分にとっては敷居が高く感じていました。
いわゆるカメラっぽいのが苦手だから。というより一眼レフ持ってるなら写真に詳しい、写真が上手いなんて思われそうとか思っていたり。憧れに近い感情を一眼レフに抱いてました。
ある程度カメラを知った頃にほんの少し触ったりもしましたがその頃にはもうミラーレス一眼最盛期。
動体撮影も、見やすいファインダーも、何なら動画機能も素晴らしいものがたくさんミラーレスには備わっている。そんな時代でした。
今回はそんな自分が改めて一眼レフと向き合ってみた、そんな記事になります。
一眼レフと向き合うきっかけが出来たのは、ひょんなことから手元に「Nikon D750」が手に入ったことから始まります。
叔父がカメラ買い換えるというのでそのタイミングで譲ってもらえることになりました。
叔父も今回の買い替えをきっかけにミラーレスにするとか。
使い慣れないメーカーなのもあり、探り探りでカメラ電源を入れ背面モニターに設定情報が出たのを見て光学ファインダーを覗きます。
そして、とりあえず試しにシャッターを切ります。
出てきた写真をチラッと確認すると、ファインダーで見ていた色と違う色味で出てきます。
ミラーレスにおけるファインダーというのは電子ビューファインダー(EVF)、簡単に言うのであれば小さい背面モニターが搭載されているようなものなので、ファインダーを覗いた際も色の変更等が反映された状態を見ることになります(設定で変えられる機種もあります)
対して、D750のような一眼レフのファインダーは光学ファインダー(OVF)。レンズを通して直接見ているのでファインダーに写るものはデジタル的な処理は全くされていない状態を見ることになります。
設定を変更し自分が理想とする雰囲気に近づけてみました。EVFで見ながらではなく頭の中で想像しながら設定を変えてみて、このように狙った雰囲気が出せると写真が上手くなった気がして心の中でついニンマリとしてしまう自分がいました。
今回D750と一緒に持ち出したのは「AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G」標準単焦点レンズと呼ばれるカテゴリに入る一本で最初に買うのにオススメされているレンズとしてよく選ばれています。個人的にはポートレート撮影には非常に使いやすい画角に感じました。
ということで早速ポートレート撮影をしてみました。
D750のボディは大きく自分の持っているミラーレスと比較をするとかなりゴツいです。重量もボディだけで840gあるので重たいはずですが手に持っているとグリップが深く、しっかり握れるため不思議と重たさを感じませんでした。この時一緒にクリップオンのストロボを載せて撮影を行いましたが、この深いグリップのおかげでストロボの重さにカメラが引っ張られる感じがせず安定して使えました。
特に縦位置の時なんかはGN60クラスのストロボを付けているとストロボが重たくてストロボを支えながら撮る事もありますが、今回そんなことはありませんでした。
今回とりあえず標準ということで使ったAF-S NIKKOR 50mm F1.4 G、このレンズの描写が筆者にはとても好みの描写でした。特にハイライト部分のボケ感。ところどころに見受けられる色収差が非常にいい味を出してくれています。
開放の少し緩めなピント面とストロボの当たり方とが相まって、オールドレンズチックな写り方をしてくれました。
いかがでしょうか。
筆者の率直な感想としては、一眼レフは撮影する過程が楽しめるカメラだと今回D750で撮り歩いて感じました。
モニターで確認しないと色味の確認が出来ないのはとても新鮮で自分好みの色にするまで撮っては確認、撮っては確認といった感じでずっと同じ被写体と向き合っていたりしました。
仕事であったりする場合はこうは行かないのかもしれません。しかし趣味であれば、写真を撮ることが好きであればこの行程は楽しいのではないか?と感じます。実際いつものスナップ撮影より熱中している自分がいました。
「カシャ」と心地よい物理的にミラーが動いているシャッター音、シャッターショック。機械的なシャッター音に慣れた筆者にとっては新鮮な感覚でした。
フィルムカメラだと更に撮り直しが利かない、現像するまでどうなっているか分からないといった楽しみまで追加されるわけですね。
ぜひ、ミラーレスユーザーの方にはこのレフ機の体験をしていただきたいです。
もっと写真が楽しくなること間違いなしです。筆者もせっかく迎えたD750のお供に今回使ったAF-S NIKKOR 50mm F1.4 G、買うことにします。
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