日常にスパイス 04
AF-S 70-200mm F2.8E FL ED VR
新世代望遠ズームで、新生活にスパイス
不安定な気候が続く2018年。
それでも春はやってきます。
春の訪れを感じさせるものは様々ありますが、
中でも「桜」は、春の代名詞とも言えます。
日本における始まりと別れに季節に寄り添う花。
今日は、そんな季節的にもぴったりな桜を、
AF-S 70-200mm F2.8E FL ED VRで撮影してきました。
道路沿いに広がる桜並木。
昼ごろに合わせて撮影に出かけましたが、
日も暖かく、穏やかな春の陽気と言ったおもむきです。
桜を撮影するにはうってつけのピーカンです。
道路に沿って川も流れていました。
あえてF2.8まで開けて撮影。
開放でここまで使えてしまいます。
このレンズならきっと満足で些細な描写!
並木の間で、ふと空を見上げます。
満開ではないようですが、
桜と青空のコントラストが儚くも鮮やかに見えます。
こういう機械的な被写体は
ディテールの描写力を把握するのに役立ちます。
しかし、この表現力です。
枝を垂れる桜の質感から、パイプの金属の様子まで、
克明に写し取ってくれています。
最短撮影距離は1.1mなので、
こういったマクロ撮影的な使い方もできます。
焦点距離の数字を見て敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、
個人的には非常に汎用性に富んだレンズと言えます。
周囲を散策している時に撮った一枚。
これは椿?それとも山茶花?
花には詳しくありませんが、なんとも引き込まれる雰囲気です。
ピント部は非常に繊細に被写体を描写しながら、
ボケは非常になだらかです。
斜陽の逆光からパシャリ。
ひとえに晴天時に行う撮影といっても、
日が傾くだけでその雰囲気はまるで変わるものです。
さっきまで清々しかった桜も、
なんだかそっとこちらに語りかけてくるような
儚さが伴ってきます。
当然このレンズもナノクリスタルコートを採用しています。
逆光のような不利の条件であっても、
それで質感の描写力を失うようなことはありません。
最後はスナップ的に道路標識を。
文字や絵を写真で撮影すると、
写真が説明的になりがちなので、
普段はあまり行わないのですが、
描写力の高さが楽しく、
普段とちがう撮影さえも積極的になってしまいます。
一部にしかピントがあってないこの写真でも、
ボケによって画面が破綻している印象は決してありません。
いかがでしょうか。
今回このレンズを持ち出してまず初めに感じたことは、
旧タイプのAF-S 70-200mm F2.8G ED VRIIと比較して
とても軽く感じるということです。
といっても、新型との違いはわずか110g程度のはずですが、
たかが110g、されど110gといったところでしょう。
少なくとも、旧タイプを愛用していた方ならその違いを感じるはず。
実際、私はそうでした。
旧タイプ自体の性能も非常に高かったこともあり、
買い替えをまだためらわれている方もいると思います。
しかし、このレンズは素晴らしい。
一度でも試せば、あなたもこの描写の虜になると思います。
新しい70-200を買って、この春から始まる新年度に、
華をそえてみませんか?
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