【Nikon】真夜中の物撮り×Z6
普段からミニチュアなどの物撮りをすることが多い筆者ですが、思い返してみれば室内または日中の屋外でしか撮影をしたことがありません。
そういうわけで、今回は夜の物撮りに挑戦いたしました。
駅から少し離れた閑静な住宅街の一角に住んでいるため、夜になると帰宅途中の人が疎らに歩いていたり、ほとんど人通りがない時間帯もあります。
念のため夜の帰宅時間帯を避け、真夜中になってから撮影に赴きます。
Nikon Z6×NIKKOR Z 50mm F1.8 S
使用する機材は、オールラウンドで活躍するニコンのフルサイズミラーレス『Z6』と絞り開放からシャープな解像力を誇る『NIKKOR Z 50mm F1.8 S』です。
夜間の撮影なので、SLIKのミニ三脚を一緒に持っていきました。
小型・軽量で手軽に持ち運びができるだけでなく、2WAY雲台つきのため前後左右に傾きの調整が効く物撮り時に重宝するアイテムです。
今回撮影した写真はすべて、ピクチャーコントロール:メランコリック モードを使用しております。
このモードはわずかに気だるさの漂う、レトロ調の表現で全体的にマゼンダがかった画調となります。
彩度と輪郭を弱めているため、柔らかな印象に撮影できます。
Nikon Z6×NIKKOR Z 50mm F1.8 S
撮影場所の範囲を自宅から徒歩3分圏内の公園や周辺区域に定めて撮影開始。
きつね(の人形)がそこに立っていたので、ポートレート写真を撮る気分で撮影していきます。
Nikon Z6×NIKKOR Z 50mm F1.8 S
伸びた影がしっかりとしたコントラストの高い描写で表現されています。
上下に可動できるチルト式液晶モニターが搭載されているので、低い視線の被写体を撮影するときも楽に構図を合わせることができます。
さらに搭載されているタッチパネル機能で、合わせたい場所に指を当てるだけでピントとシャッターを同時に行ってくれることで、ライブビュー撮影をとても快適に行うことができました。
Nikon Z6×NIKKOR Z 50mm F1.8 S
Nikon Z6×NIKKOR Z 50mm F1.8 S
物陰からひょっこり、顔を覗かせるきつね。
小さい生き物の視点から見た景色は、普段わたしたちが見ている景色の何倍も何十倍も広大なんだろうな、と想像してしまいます。
Nikon Z6×NIKKOR Z 50mm F1.8 S
ふくろう(の人形)に遭遇。
Nikon Z6×NIKKOR Z 50mm F1.8 S
Z6の常用ISO感度はISO 100〜51200となっており、2,400万画素クラスの35mm判フルサイズセンサーを搭載するデジタルカメラとしてはトップレベルの性能を誇ります。
夜の暗所撮影でもノイズはあまり目立ちません。
さらに枯れ葉の1本1本のディティールを維持しており、強い高感度耐性を実感することができました。
Nikon Z6×NIKKOR Z 50mm F1.8 S
街灯の明かりをバックに開放値F1.8の撮影。煌びやかで柔らかさのあるボケ味が印象的です。
ピクチャーコントロール:メランコリックのまどろみの中にいるような色合いと真夜中に佇む空気感が絶妙にマッチして、素敵な雰囲気に仕上がりました。
Nikon Z6×NIKKOR Z 50mm F1.8 S
高感度撮影時による仕上がりはさすがの一言。今回撮影した写真は、一部明暗をいじったものはありますが、ほぼすべてJPEG撮って出しで掲載しております。
物撮りだけではなく風景、ポートレート、スナップ、スポーツなど、あらゆるジャンルにおいてオールラウンドに対応してくれる万能モデルとしてZ6はおすすめのカメラです。