秋の大型連休、シルバーウィークの季節が今年もやってきました。
シルバーと言えば銀塩ということで、今年は「銀塩週間」と題しマップカメラスタッフが撮影した銀塩写真を投稿していきます。
フィルム価格だけでなく現像代の高騰や人気フィルムの生産終了など、崖っぷちと言っても過言ではないフィルム文化を何とか後世に残していきたい。
そんな思いを胸に「毎日使えるフィルム」をテーマに、安価で使い勝手の良いFUJIFILM FUJICOLOR 100で撮影した写真を是非ご覧ください。
今回使用した機材はNikon S3です!
FUJICOLOR 100は、滑らかなトーンが特徴。撮影した日の天気は快晴ということもあり、このフィルムと相性ピッタリでした。
このフィルムの筆者の一番好きなところは、どの色もバランスよく写ってくれながらも少し温かみがあり、普段の何気ない一部を切り取っても、どこか懐かしさを感じさせる写りです。
スナップ撮影はバシバシ撮影したいところですが、撮影結果はすぐ確認できませんので、露出計でEV値、構図、ピント、それぞれを何度も確認して1枚1枚集中できるところは、フィルムカメラにおける撮影の醍醐味でもあります。
使用したレンズは、Nikon NIKKOR S 50mm F1.4です。
S3のファインダーは35mm、50mm、105mmので設計されており、装着した焦点距離に応じて光像枠を選び、構図を決定します。
また、それぞれの光像枠にはパララックス補正機能があり、補助マークに従って画面をずらすことによって、近い被写体でも快適に構図の設定ができます。
そしてこのNIKKOR S 50mm F1.4のレンズは、内爪仕様になっております。
現代のデジタルカメラのピント操作時はもちろん、M型ライカもピント合わせはレンズのピントリングを回して、そのピント調整を行います。
このNikon S3はボディに焦点調節ギアがついており、ボディ側からピント調整を行うことができます。
この機能のおかげで、左手でピントリングを回す必要が無く、ピントリングを回すときに脇が動くことなくピント調整が行えます。
同じようにLeicaレンズでも指かけレバーが付いているレンズは脇が動くことなく、ボディを握っている右手でピント操作ができるとても快適な機能です。
筆者のスナップは、28mmを用いることが多いですが、初心に帰って触れた50mmかつフィルムで1枚1枚に集中する。
出てくる画もノスタルジックでデジタイズした結果も楽しめるフィルムでした。
本日はNikon S3とお送りしました。
次回もお楽しみに!この他の銀塩週間ブログはこちらから