【Nikon】開放F値1.2!1977年生まれの元祖ノクトの作例
先日より連載しております「NIKKOR Z 58mm F0.95 S Noct」企画。本日は、元祖ノクトニッコールを最新のボディであるZ7と組み合わせて、すべて開放F値1.2で撮影してきました。1977年(昭和52年)生まれの実力やいかに!
ショーウインドウに飾られたスパンコールが付いたバッグ。ベージュ系の優しい色合いの服飾に似合うやわらかい描写です。
街角に貼られたステッカー群。目が合った気がして、赤いタコにピントを合わせました。
学校の花壇に植えられた黄色い花。こちらに向いて主張していた一輪を主役に選びました。F1.2の力で、脇役たちがきれいにボケてくれています。
上から順に、水仙、桜、ホワイトパウダーパフ。花のアップを撮ると、背景のボケ味の美しさがより際立ちます。ホワイトパウダーパフの白くふわふわした部分は花びらではなくおしべです。
みかんがたくさん生っていました。
よく見ると小さな花が咲いています。優しい写りですがピントが合った部分は精細に描写されます。
木の皮を撮るのが好きです。この木は表面が波打っており、F1.2のピントの薄さがよくわかります。
スズメたちがおしゃべりしていました。58mm単焦点ということで少し近寄りたかったのですが、筆者がゆっくり動くと察して飛んで行ってしまいました。
あくびをする仔犬。マニュアルフォーカスですが、なんとかあくびのタイミングに間に合いました。当レンズの優しい写りは、こういった写真を撮るのにぴったりです。
ティファニーカラーの珍しいタイプライター。金属部分の光の反射とF1.2の大きなボケが相まって、おしゃれな雰囲気で撮れました。
最新のノクトの描写は先日のブログでお伝えしたとおり素晴らしいですが、1977年(昭和52年)生まれのノクトの優しく味のある描写もまたたまらないものがあります。なによりF1.2にもかかわらずこの軽さ、そして大きな美しいボケ味を持っているのは、何十年経った今でも唯一無二の存在と言えるでしょう。ぜひお試しください!
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