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【Nikon】魅力的なZマウントボディたちをご紹介します。~Z6III編~
待望の「Nikon NIKKOR Z 35mm F1.2 S」の予約が開始いたしました。
Z 50mm F1.2 S 、NIKKOR Z 85mm F1.2 Sに続く、大口径単焦点レンズ。S-Lineシリーズの持つ抜群の解像力と開放F値1.2ならではの柔らかいボケ味は主役を最大限に引き立たせます。また高速かつ正確なAF性能に加え、動画設定にも配慮した設計は、Zマウントユーザーの表現の幅を新たに広げる1本になるでしょう。
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そこで今回は新製品レンズの発売を記念し、Z 35mm F1.2 Sに合うフルサイズボディをマップカメラスタッフが連載形式でご紹介いたします。
この機会に改めてZマウントボディの素晴らしさをお伝えできれば幸いです。
第1回は「Z6III」をお届けします。
2024年夏に発売された「Z6III」。有効画素数2450万画素、フラッグシップモデルである Z9やZ8同等の高性能を継承し、世界初の部分積層型 CMOS センサーを搭載しています。動く被写体に対するAF性能の向上や、動画撮影の自由度も高くなりました。
豊富な新機能により、スチルも動画もどちらの撮影シーンの幅を広げ、新たな立ち位置を確立した一機です。
2月上旬、あちこちから梅まつり開催の知らせが聞こえていたのでZ6IIIとNIKKOR Z 35mm F1.4 の組み合わせで梅の花を見に出かけました。
まだ見頃の時期ではないものの、青空には梅の花が良く映え、またコロンとしたつぼみも可愛らしいです。
この日は晴天に恵まれ日差しも強かったので、やはり液晶モニターよりファインダーでの撮影がメインになりました。
Z6IIIのEVFは約576万ドット。Z6IIの約369万ドットからかなり向上しています。
ニコンといえばファインダーの見やすさに定評がありますが、より正確にファインダー越しの被写体を捉えることが可能です。
やわらかい印象の梅の花によく合う描写力。
今回持ち出したNIKKOR Z 35mm F1.4は大口径レンズとは思えない手軽なサイズ感やコストパフォーマンスが売りのレンズです。
明るく35mmの単焦点、という括りでは近しいように思えますが、新製品「Z 35mm F1.2 S」とはだいぶ毛色が違ってくるかと思います。
本レンズでも十分になめらかなボケ味を得られますが、新製品レンズとの組み合わせならいっそう互いの性能を引き立てあうこと間違いなしです。
ここを訪問してから知ったのですが、ウグイスのさえずりがよく聞こえていました。どうりで望遠レンズを持っている人が多いのだと合点がいきました。今回のレンズではウグイスを撮るのはなかなか困難だったので、友人の姿を拝借。この焦点距離、明るさならポートレート撮影での使用用途の方も多いのではないでしょうか。
Z6IIIの被写体検出は、人物、犬、猫、鳥、車、バイク、自転車、列車、飛行機の9種類。画像処理エンジン「EXPEED 7」の採用により、Z9やZ8に劣らないAF性能を体験することができます。
バリアングルモニターを使用して撮影を行いました。Z6IIIからのバリアングルモニターの採用は、このようなアングルの撮影ではもちろん、動画撮影でも活躍します。スチル撮影用途でのユーザーが多い印象のあったZ6IIに対し、4K UHD/60pで最長125分の動画撮影が可能になるなど、本格的な動画制作との両立も可能になりました。
先述したようにとても天気の良い日だったので、暗がりに差し仕込む光がより美しく見えました。
低輝度側のAF検出範囲は-10EVまで拡張されており、また8.0段の手振れ補正によりこのような暗いシーンでもピントはとても合いやすくなっています。
最後はバレンタインシーズンに訪れたカフェでの1コマから。ハートモチーフの可愛らしいクッキーは顔つきのマシュマロにピントを合わせて、思わず目を見開くサイズの大きなドリンクは縦構図で撮影いたしました。
Z6IIIほどの高性能機種となると、必然的にサイズや重量も増しますが前モデルのZ6IIと比較してもさほど変わりません。数字で比較すると、縦横奥行どこを取っても僅か1cm以下です。『スナップ撮影メインの持ち運びにももってこい!』と言えるまでの軽量コンパクトさはありませんが、レンズとの組み合わせも相まって持ち運びのストレスは思いのほか感じずに過ごすことができました。
いかがだったでしょうか。
今回は「Z6III」をご紹介いたしました、Zマウントユーザーの方にもそうでない方にも魅力が伝わりますように。
次回もお楽しみに!
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