【Nikon】26周年 × Z6 × 動物瞳AF × Z 24-200mm
2020年8月13日を持ちまして、マップカメラは26周年を迎えます。
これもひとえにお客様のご愛顧とご支援によるものとスタッフ一同深く感謝しております。
本館3階スタッフが連載形式でつづるNikon Z6ブログ4回目は、スタッフSがお送りいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
2020年2月18日に公開されたZ6&Z7用ファームウェアVer3.00で新たに動物瞳AFが搭載され、グッと魅力度が上がったNikonのミラーレス機。
ペットと生活を共にしている筆者にとって、動物瞳AFは夢のような機能です。ひと昔前までは想像すらしていませんでした。
今回はオールマイティに使えてペット撮影にもおすすめな「NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR」と共に、動物瞳AFの魅力に迫っていきたいと思います。
Nikon Z6 + NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR テレ側24mmにて撮影
まず初めに、使用したレンズのご紹介をいたします。
今回チョイスしたレンズは、発売されたばかりの「NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR」
動き回るペットの撮影中にレンズ交換を行うのはなかなか難しいので、広角から望遠までこなせる高倍率ズームレンズは非常に便利です。
ワイド側24mmでは広々した写真を撮影することが出来ますので、その場所の雰囲気とメインとなる被写体を同時に収めることが出来ます。
先に挙げた24mmの写真と同じ立ち位置で、200mmまでズームしたときの写真です。
広角ワイド側と比べると分かり易いですが、グッと寄った撮影を行うことができ、望遠レンズならではのボケを生かした写真を楽しむことが出来ます。
ペットの撮影だけでなく、子供や家族の撮影、旅行の撮影までオールマイティにオススメできるレンズです。
小走りしている愛犬の横顔を捉えた一枚ですが、このような構図でもしっかりと瞳AFが作動しました。
動物瞳AFのメリットの一つに、フォーカスポイントを設定しなくても自動的に瞳に追従してくれることが挙げられます。
人を対象にした場合は言葉が通じるので、一枚一枚構図を決めながら的確に撮影ができます。
しかし、ペットの撮影はそうはいきません。この写真もまっすぐ前を向いて歩いていたかと思えば、突然右を向いた時のワンシーンです。
犬は突然歩き出したり、そっぽを向いたり、自由気ままに動いています。その都度フォーカスポイントを変更するのは至難の業、撮影に慣れた方でなければ中々難しいのが現実です。
しかし、動物瞳AFが搭載されている機種であれば、どんな構図でもシャッターを半押しするだけで瞳にピントをしっかりと合わせてくれます。ペット撮影をされている方にとっては本当に夢のような機能です。
歩いているところをローアングルでパシャリ。
動物瞳AF + チルト液晶を搭載したZ6だからこそ撮影することが出来たカットです。
この写真を一眼レフで撮ろうと思うと、何度もトライしてトライして…本当に難しいのですが、Z6であれば1回シャッターを押すだけでしっかりとその可愛らしい姿を捉えることが出来ました。
ペットの撮影をしていると、どうしても撮影者目線(高い位置)からの写真が多くなってしまいがち。
チルト液晶+動物瞳AFがあればペットと同じ目線での景色を捉えることが出来るので、いつもとは一味違った写真を残すことが出来ます。
走ってくる愛犬を連写で撮影。前足が可愛く揃っている一枚をチョイスしました。
早い速度で迫ってくる状態では、たまにAFが外れてしまう事もありますが、しっかりと捉えられているカットは目元にピントが来ており、撮影後に写真をチェックするのが楽しみになります。
連写は5.5コマと非常に速い機種ではありませんが、通常の撮影では十分な性能。思いがけない一枚を残してくれます。
今回撮影していて驚いたのは、動物瞳AFとともに活躍してくれた「NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR」の存在です。
通称便利ズームといわれる高倍率ズームレンズは、どうしても描写力が落ちてしまう、ボケが煩いというイメージがありますが、本レンズは本当によく映る印象を持ちました。
上に挙げた写真の、特にフェンスの部分のボケ味を見ていただくとレンズの良さがより伝わるかと思います(普通であればザワザワとしてしまう)
高倍率ズームとは思えないボケ味と立体感、大三元の望遠レンズで撮影したといっても遜色のない完成度の高さです。
是非ペットを撮影される際には、便利になった動物瞳AFに加えて、本レンズも使ってみてください。