Nikon F100+Tamron SP AF28-75mm F/2.8 XR Di
LD Aspherical [IF] MACRO

久しぶりにフィルムの整理をしていたら、Nikon F100で撮影したリバーサルフィルムが出てきました。

Nikon F100は1998年に発売されたフィルムカメラで、コンパクトなボディの中にフラッグシップ機F5に近い性能を詰め込んだニコンの傑作機です。

性能面においてはフラッグシップのF5に譲りますが、性能とバランスの良さから今でも愛用者が多いカメラです。

Nikon F100+Tamron SP AF28-75mm F/2.8 XR Di
LD Aspherical [IF] MACRO

自分が手に入れたのは約10年前、当時でも新しいけど古いフィルムカメラでした。

当時、オートフォーカスが使えるフィルム一眼レフを探していて最初に購入したのはCanon Eos7でした。

今とあまり変わらない操作性や、視線入力ＡＦなどが使えてとても高性能なカメラでしたが、

カメラとしては便利過ぎて、カメラらしいカメラが欲しくなりNikon F100を迎えることにしたのです。

Nikon F100+Cosina 19-35mm F3.5-4.5

Nikon F100が初めてやって来た時の感触は今でもしっかりと記憶に残っています。

質実剛健な無骨な雰囲気と、それでいて大きすぎず、重すぎずのボディバランスにニコンらしさを感じたのでした。

のちにF5も手に入れますが、その重さと操作性にほとんど使うことなく手放してしまうことになりました。

Nikon F100+Tamron SP AF28-75mm F/2.8 XR Di
LD Aspherical [IF] MACRO

Nikon F100の魅力は何といっても写真が確実に撮れるということです。

AF・AEは必要にして十分な精度を保ち、撮りたい瞬間をフィルムに残してくれます。

そして、撮り回しの良さからどこへでも連れていけることが出来るカメラでした。

Nikon F100+Tamron SP AF28-75mm F/2.8 XR Di
LD Aspherical [IF] MACRO

時は流れ、写真を見返すとデジタルカメラでの撮影が多くなり、フィルムで撮影している枚数が年々と減っていることに気が付きます。

フィルムを眺めながら、久しぶり防湿庫に眠っているカメラたちに思いを馳せるのもいいのかなと思いました。