今年の春も、桜が綺麗に満開になってくれました。
桜は毎年見ているものではありますが、毎度見ても心を明るくしてくれて、とても元気を貰えます。
私の自宅の近所に桜並木があるのですが、いつ咲くかなといつも待ち遠しく、満開になると撮影に出かけています。
いつもはデジタル一眼カメラでの撮影ですが、今回はフィルムカメラでの撮影に挑戦しました。
使用したフィルムカメラは、Nikon F3です。このカメラは、絞り優先AEが使用できるため、フィルムカメラ初心者でも便利に撮影が可能です。また、ファインダー内に露出値が+(露出オーバー)、+-(適正露出)、-(露出不足)と表示されますので、マニュアル露出でも安心して撮影ができます。
レンズはNikon Ai-S Nikkor 35mm F1.4、フィルムはFUJIFILM SUPERIA PREMIUM 400 135/36枚撮りを使用して撮影しましたので、ご覧ください。
雲一つない青空の元、綺麗な桜たちが咲き誇っていました。
鳥たちもチュンチュンと嬉しそうに飛び交っていて、華やかな景色が一面に広がっていました。
家で引きこもりがちで暗い気持ちばかりだったのですが、この景色で一気に晴れ上がります。
今度は花に近寄っての撮影です。
レンズの開放F1.4での撮影なので、背景がとてもよくボケていて、被写体の桜が際立っています。
また、背景ボケはオールドレンズのやわらかな写りも相まって、まるで絵画のような写りで個人的にお気に入りの一枚になりました。
この一枚は間違えてシャッターを切ってしまったものなのですが、どこか不思議と雰囲気のある写真になりました。
たまたまピントも露出も大きく外れることなく撮影されていて、地面に落ちる影が印象的に写ってくれました。
その場では、フィルムを一枚無駄にしたと思ったのですが、このような結果になってくれてよかったです。
帰り道、ポピーも撮影したのですが、花びらの質感が紙のような写りで、不思議な一枚です。
普段、デジタルカメラしか使用していないので、フィルム写真はとても新鮮でした。
撮れた一枚一枚の魅力、何気ないものでも印象的に写してくれました。
また来年の桜もこのNikon F3で撮影したいと思います。
次は違うレンズ、違うフィルムを使って。
ご覧いただきありがとうございました。