【Nikon】Map Camera 26周年 × Nikon Z6 × 動体撮影
2020年8月13日を持ちまして、マップカメラは26周年を迎えます。
これもひとえにお客様のご愛顧とご支援によるものとスタッフ一同深く感謝しております。
本館3階スタッフが連載形式でつづるNikon Z6ブログ1回目は、スタッフTがお送りいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
第1回は望遠レンズやテレコンバーターを使用し、動体撮影をメインにZ6を使用したブログとなっております。
筆者は主にモータースポーツを撮影しており、使用している機材はNikonがメインになります。
Nikon D3 D4と10年近く、レフ機を使用し撮影しておりましたが、ここ数年はNikon Zシリーズを用いて撮影をしております。
Nikon Zで「モータースポーツ撮影ですか?」とよく質問を受けることがあります。確かにレフ機の方が良いように感じる方も多いのではないでしょうか。
筆者もその一人でありました。もちろん、今でもレフ機で撮影をしないわけではありませんので、シャッターを高速で切っているときの心地よさなどもわかります。
それでもミラーレスに移行し始めた決定的な理由は、ファインダーの見やすさなのです。ファインダーの見やすさだけで、筆者はミラーレスを使用し撮影をしていると言っても過言ではありません。
そして連写のイメージないNikon Zを使用する理由は、数あるミラーレスの中でもファインダーがとても見やすいからなのです。
少しくらい連写が苦手な機種でも、後述する筆者のような撮り方をしていただければ、自分のお気に入りの1枚を撮る確率が大きく上がります。
それではZ6で撮影した写真を紹介していきます。本ブログで使用したレンズは、「Nikon AF-S NIKKOR 500mm F5.6E PF ED VR」と「SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM」の2本となります。
*今回掲載した写真は昨年の夏に撮影したものになります。
エアロバティック・パイロットの室屋義秀選手のフライトパフォーマンス中の一枚になります。
普段、レフ機を使用し写真を撮っているときは、このような一瞬を捉えることはしていませんでしたが、Nikon Zを使い始めてからは、LV(ライブビュー撮影)を使用することが増えたためか、こういった風景もサーキットで撮ることが増えた気がします。
また組み合わせたレンズも、AF-S NIKKOR 500mm F5.6E PF ED VR(1460g)ということもあり非常に軽いため、Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8E FL ED VR(1430g)と同じような感覚で写真を撮ることができました。
この写真はピットクルーのヘルメットにも反射し映っておりますが、ピットの上からの撮影になります。
こちらの写真は10コマほど連写をした写真の1枚になります。ご存知の方も多いかと思われますが、Z6は約12コマ/秒の高速連続撮影が可能となっているため、連写をしても楽しめるのです。
飛んで来る飛行機を連写しました。普段撮影しない場所で500mmのレンズ。画角が全く決まらずに苦労したことを思い出しました。
以前の筆者なら、このようなシチュエーションでもファインダーをのぞきながら撮影していましたが、Nikon Zに変えてからは先ほども述べたようにLVを多用するようになったので、「此処だ」という場所を簡単に見つけることができました。
こちらの写真もLVでの撮影になります。
真上を飛んでいる飛行機をLV撮影でここまでしっかりと、Z6は捉えることができます。
ここまでは、レンズの焦点距離が500mmというだけで、Z6でもそこまで難しい条件の撮影ではありません。
ここからは、テレコンバーターや純正レンズではなく、SIGMAのレンズを使用した際の撮影をご覧ください。
こちらの撮影もレンズは500mm F5.6Eになりますが、2倍のテレコンバターを使用し、焦点距離1000mmでの撮影となります。
流石に撮影は難しくなりましたが、意外と撮れてしまいました。
レフ機で撮影している時はシャッタースピードを1/100秒あたりか、それ以下での撮影できるコーナーではありますが、シャッタースピードを上げ撮影すれば、2倍のテレコンバーターを使用していてもZ6で撮影可能でした。
Z6と500mm F5.6Eは取り付けたバランスが非常に良く、手持ちでの撮影でも苦になりません。
続いては、SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSMに1.4倍のテレコンバーターを付けての撮影です。
こちらのレンズは3,310gとある程度重量があるため、一脚を使用した撮影になります。
Nikon純正レンズではなくSIGMA Sportsラインのレンズを使用しての撮影、なおかつ1.4倍のテレコンバータまで付け700mmでの撮影でもZ6のAFは大きく外すことなく撮影できます。
ここでNikon Zが発売してから、動体撮影でも使用している筆者から、Nikon Zで動体をうまく撮影するコツをご紹介します。
それは「連写はあまり使用せず、ファインダーを覗きながら被写体を追いかけシングルシャッターで切る」こと。連写をするよりも、見やすいファインダーで被写体を追いかけながら、シャッターを切ったほうが、お気に入りの写真が撮れる確率が大きく上がります。
動体撮影では「置きピン」という撮影方法もございますが、待ち伏せするより、一緒になって追いかけシングルシャッターで捕まえたほうが、良いと思える写真が圧倒的に増えたように感じております。
今回はZレンズを使用しているわけではありませんので、Z6の持っているポテンシャルを全て出し切れてはいませんが、ただ一つ言えることは、FTZを使用しFマウントレンズを使用しても、AFの速度や制度は大きく下がらないということです。
次回の『Map Camera 26周年 × Nikon Z6』ブログではZレンズを使用した内容になっておりますので、掲載までお待ちください。
筆者、『Motorsports photo』にてブログを連載しておりますので、よければコチラもご覧ください。