【Nikon】NIKKOR Z 28mm F2.8と夜のお散歩
NIKKOR Z レンズで最小最軽量(2021/11/25時点)となる、「NIKKOR Z 28mm F2.8 (Special Edition)」
先行して、「ニコン FM2」発売当時のマニュアルレンズにインスパイアされたヘリテージデザインのSpecial EditionがZfcと共に登場いたしました。
小型・軽量単焦点レンズながら驚きのフルサイズ対応。
フルサイズ用のZマウントレンズは、その解像感や性能と引き換えにどうしても長くなってしまったり、重くなってしまったりしたものが多かったのですが、少しずつコンパクトなレンズが増えてきました。
そこで今回は、NikonのZ6IIに「NIKKOR Z 28mm F2.8 (Special Edition)」を装着して、夜の横浜をお散歩してきました。
さて、28mmという画角に対して、皆様はどのような印象をお持ちでしょうか。
広角?標準?
筆者は28mmにあまり馴染みがなかったのですが、今回使用してみて中々に面白い画角なのではないかと気付かされました。
広角レンズを想起すると、やはり数値上の28mmは狭く感じてしまい、難しいように思われます。
ところが実際に使用してみると、適度にワイドな画角とパースペクティブがつくためお手軽にその空間を写真に収めることができました。
そして何より、超広角レンズだとかなり歪みが目立ってしまうものの、28mmであればあまり歪みに気を取られなくても大丈夫でした。
また撮りたいものが背景に紛れがちな広角ですが、適度に狭さもあるので意図して構図に収めやすいという点も良かったです。
さらにコンパクトながら開放値がF2.8と明るいのも魅力的。
レンズ本体にVR機構(手ブレ補正)が付いていないですが、ボディ内の手ブレ補正と明るさが相まって夜の撮影でも臆することなく気軽に写真が撮れます。
ピントが合う場所はシャープに、そして前ボケも後ボケもスっとボケてくれるので、主要な被写体をしっかりと際立たせてくれます。
そしてなんと言ってもZマウント最軽量レンズ(2021/11/25時点)。
レンズの重さは僅か160g。
機動性の上がったミラーレスカメラとの相性はかなり良く、Z6IIとの組み合わせでも持ち運びに全く苦戦することなく行動できました。
そのため軽量な三脚やミニ三脚でも十分にブレを抑えられ、+αのアイテムも自由度が増します。
広角レンズとしても、ちょっと広めの標準レンズとしても、どちらでも使えるお得な画角。
28mmとはそんな距離感だと感じました。
Zレンズはまだまだ大きいレンズも多いですから、とりあえずボディキャップ代わりに常に装着しておく。そんな使い方も良いのかもしれません。
往年のマニュアルレンズにインスパイアされたクラシカルなデザインが施された「NIKKOR Z 28mm F2.8 (Special Edition)」。
Zfcに合わせて登場しましたが、Z6IIなどの既製ボディと組み合わせても、そのスタイリッシュさは健在です。
Zマウントになって様々なマウントアダプターが使用できるようになり、多様なメーカーのオールドレンズやマニュアルレンズを装着して撮影を楽しまれている方も多いのではないでしょうか。
そのような方々にはお手持ちのレンズとのバランスを崩さずコレクションできるのも魅力なのではと思います。
先に登場した「NIKKOR Z 40mm F2」と並んで、非常にコンパクトな「NIKKOR Z 28mm F2.8 (Special Edition)」。
どこに持ち出すのも苦ではないそのサイズ感は、お散歩レンズとしても、つけっぱなしのレンズとしても何にでも使いやすい万能レンズそのもの。
遅れて、40mmと同じデザインのノーマルタイプ「NIKKOR Z 28mm F2.8」も登場するので、Zfcだけでなく既存のボディをお持ちの方はそちらもご検討されてみてはいかがでしょうか。
あえてクラシカルなSpecialEditionを選ぶもよし、既存のレンズと併せてノーマルタイプを選ぶもよし。
お好きなバージョンで撮影をお楽しみください。
ノーマルバージョンは12月10日発売!
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