【Nikon】Nikon Z5 First impression
Nikonユーザー待望のZシリーズ フルサイズエントリー機 Nikon「Z5」が発表されました。
新たなベーシックモデルの位置づけである「Z5」の写りに興味を持たれている方も多いと思います。
今回試作機にてNikonフロアスタッフが撮影をする機会に恵まれましたので、実写真と共に使用感をお伝えいたします。
※掲載写真については試作機での撮影の為、製品版とは異なります。ご了承ください。
【 f/6.3 1/500秒 ISO/1000 】
撮影日は生憎の雨雲。
片手にカメラを持ち、街中を撮影しながら目的地へ
Z5は防塵防滴なので安心して撮影できます。
【 f/5 1/100秒 ISO/100 Creative Picture Control デニム 】
Z7・Z6と同じホールディングで、Z50よりもハイスペックなカメラNikon Z5。
同時に発表されたNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3の組み合わせは、まるでフルサイズカメラとは思えないほど軽量で、コンパクトデジタルカメラで撮影するかのように、長時間持っていても腕への負担がほとんどありません。
またスナップを撮っているかのように片手で撮影してもボディの手振れ補正がしっかり効き手振れの心配もありませんでした。
【 f/4 1/640秒 ISO/1600 】
モノクロのカットですが、どうでしょうか。
周辺部まで破綻のない描写は、一昔前までハイエンドレンズのみがもつ特権でした。
それが今、小型軽量のレンズでも手に入る。良い時代になったものです。
そして目的地の水族館へ到着。
【 f/6.3 1/50秒 ISO/1800 】
次は動体撮影です。
複雑な動きをする被写体も、見やすいEVFと273点のAFポイントが高精度に捕捉。
今回はダイナミックAFを使用して海月やペンギンを撮影しましたが、しっかりと追尾しシャッターチャンスを逃しませんでした。
しかし素晴らしいのはファインダー撮影だけではありません。
背面液晶をチルトさせやすいよう、ボディ下部真ん中に溝が彫られたので、スムーズに液晶画面のアングルが変えられる様になりました。
屈んだり、体を曲げたりしなくてもタッチシャッターでこのような写真が撮れます。
【 f/13 1/640秒 ISO/1000 Creative Picture Control ブルー 】
[Creative Picture Control]を使用
土砂降りの雨の中での撮影。空は白く淀んでいたので、クリエイティブピクチャーコントロールのブルーを使用し撮影。
背面液晶で確認しながら好みの色合いに設定をしました。
【 f/4 1/25秒 ISO/250 】
有効画素数は2432万画素。
海月の美しいラインから模様まできれいに表現されています。
拡大すると海月の質感までくっきり確認できます。
【 f/6.3 1/50秒 ISO/280 】
水族館内はとても静か。
その空間を邪魔しないよう[サイレント撮影]を使用しました。場の雰囲気を壊しません。
機構ブレなしで撮影できるのも大きな魅力です。
【 f/6.3 1/15秒 ISO/25600 】
撮影領域を拡げる高感度の画質、常用感度 ISO 100-51200。
ISO-25600で撮影。ノイズが少し気になりますが、きれいに撮れています。
5.0段手振れ補正内蔵で、手持ち撮影での暗い館内もブレることなく撮れました。
【 f/4.8 1/10秒 ISO/1000 Creative Picture Control デニム 】
そして帰り道。
暗い室内でも素敵な写真が撮れることは確認ができました。
では薄暗くなってきた街での撮影はどうなのでしょうか。
【 f/22 1秒 ISO/1600 】
1秒露光を何度か試してみましたが、かなりの確率で手振れのない写真が撮れました。
【 f/32 1秒 ISO/100 Creative Picture Control トイ 】
少し気を遣う必要のあるシャッタースピードではありますが、表現の幅が広がる、素晴らしい手振れ補正だと感じながら撮影を終えました。
1日Z5で撮影を行いましたが、特に上部の肩液晶が無くても、困ることなく撮影が楽しめました。
質感やボディを握った感じはZ7やZ6とほとんど変わらず、また高い堅牢性を誇るマグネシウム合金を使用したボディは、天候を気にせず様々なシーンで気軽に撮影を楽しむことができ、エントリー機種ということを感じさせない仕上がりでした。そしてZ5、最大のメリットは対応メディアがXQDではなく、SDカードのデュアルスロットが採用されたこと。SDカードになったことで今後のアクセサリーや周辺機器にかかる費用が大幅に抑えられます。
またキットレンズのZ 24-50mm f/4-6.3も非常に優秀です。プラスチックマウントと聞くと不安になるところですが、防塵・防滴に配慮した設計になっており安心。肝心な写りもこれまた驚き、キットレンズとは思えないほどしっかりと写ります。妥協をしないNikonの凄さを感じることが出来ました。
総合的に見て非常に優秀なZ5。本体価格も比較的抑えられており、フルサイズミラーレスを始める方に最適なカメラなのではないかと感じました。
Nikonユーザー待望のZシリーズ フルサイズエントリー機「Z5」、発売日は8月下旬予定となっております。
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多くのお客様のご予約をスタッフ一同お待ちしております。