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【Nikon】Start with FullSize! Nikon Z5編

【Nikon】Start with FullSize! Nikon Z5編

「フルサイズ機」と聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか。

フルサイズセンサー(約36.0mm×24.0mm)を搭載しているカメラを指す名称ですが、一般的にフラッグシップモデル/ハイエンドモデルとして位置付けられることが多く、趣味の範疇を超えプロのカメラマンなど幅広いユーザーに愛されています。

撮影した写真においてのクオリティはもちろん高くなりますが、それに伴い持ち運びやすさと外視のサイズ感やなかなか手の出しにくい価格帯であることも間違いなく、やはり購入を検討する際の懸念点となってくるわけです。しかしそんな中で各主要メーカーにおいて、フルサイズ機の中でもコンパクトさやリーズナブルな価格帯に重きを置いたモデルが存在しています。

そこで、本連載では‘‘初めてフルサイズカメラを購入する方”や‘‘APS-C機等からのステップアップを考えている方”にぴったりのフルサイズ機にフォーカスを当てて、ご紹介していければと思います。

今回は「Nikon Z5」です。

2020年に発売されたNikon Z5。従来機Z6の高画質、高性能をそのままにフルサイズミラーレス機のエントリーモデルとして満を持して登場しました。

連続撮影やモニタードット数など性能面においては劣りますが、コストパフォーマンス面に関してかなり優れた1台となっています。

また、記録メディア方式にSDカードダブルスロットを採用しており、発売当初はニコンミラーレス機において初のダブルスロット搭載機でもありました。従来機がXQDシングルカードスロットであったことを思うと、より汎用性高い仕様となっています。

さっそくですが友人とのランチの際の1枚から。この日はさっぱりとお蕎麦をいただきました。

使用したレンズはNIKKOR Z 24-50mm F4-6.3 、レンズキットとしても発売されている1本です。片手に収まるほどの携帯性に特化し、普段使いしやすい標準域をカバーします。開放F4はじまりという点においては少し不安がありましたが、前後ボケを活かした1枚になりました。ピント面の解像度も抜群でキットレンズだからと侮れません。Z5ととても相性のよいレンズです。

薄暗く雰囲気のある店内。窓から差す光が印象的で望遠側を利用し撮影いたしました。

本レンズの大きな特徴として沈胴式であることが挙げられ、撮影時以外は約51mmほどのサイズ感で持ち運びすることが可能です。フルサイズ機の場合、ボディに伴いレンズのサイズ感も大型化するため小型軽量設計のレンズはかなり助けられます。

変わって、この日は鎌倉へやってきました。この日の由比ヶ浜の日の入りは16:30頃、朝から天気は抜群でしたが強風に負けじと波うち際へ近づきます。

縦構図にて撮影を行いました。夕日が海から浜辺を一直線に照らし、キラキラと道を作っています。この時間帯の由比ガ浜は何度か訪れたことがありますが、天候によっては行く度に異なる景色が臨めるので、いつでも新鮮な気持ちで感動を受けることができます

薄く繊細な貝殻を拾いました。柔らかなボケ感が活かされた1枚です。

この日はキットレンズではなく、NIKKOR Z 35mm F1.4を使用しています。近しいレンズとしてSラインのNIKKOR Z 35mm F1.8が存在しますが、本レンズは同等の重量・サイズ感で、Zマウント初の開放F値1.4をかなえています。キットレンズ等など「まずはズームレンズから…」と始められた方が新しく単焦点に挑戦したいとき、価格がより安価であることもふまえると新たにカメラの楽しさを教えてくれる1本だと言えます。

チルト液晶を利用しては砂浜ギリギリまでカメラを降ろし、迫りくる波を撮影しました。この波のダイナミックさはこの目線でしか見ることができません。深い青からやわらかなオレンジへと、左右の色のグラデーションも印象的な1枚になりました。

また再び、テーブルフォトです。鎌倉といえば有名なしらす丼。 生しらすも釜揚げしらすもどちらも味わえるものを選びました。

先に紹介したキットレンズNIKKOR Z 24-50mm F4-6.3 はズーム全域を通して最短撮影距離は35mm、一方で本レンズは27mmとさらに寄ることができるためテーブル上の撮影も窮屈ではありません。また、ピント面のシャープさもNIKKOR Z 35mm F1.8Sラインレンズに極端に見劣りするようなことはなく、しらすの艶感や質感を確実に捉えてくれています。

いかがだったでしょうか。

エントリー向けのZ5ではありますが、実はコンパクトさや軽量化とという立ち位置ではありません。数日持ち出してみた感想として正直軽いとは言えないようにも思えますが、深いグリップや重量はある意味フルサイズ機の所有感を助長してくれるように感じました。

また、筆者のように旅先でのスナップ撮影やテーブルフォトがメインであれば、連写機能等は性能過多とも言えるため「ちょうどいい」スペック感でもあります。加えて、本機のリーズナブルな価格帯はやはり1番の魅力だと言えるのではないでしょうか。

今回はNikonからZ5をNIKKOR Z 24-50mm F4-6.3 +NIKKOR Z 35mm F1.4との組み合わせにてご紹介いたしました。

次回もお楽しみに。

使用機材はこちら

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[ Category:Nikon | 掲載日時:24年12月04日 17時00分 ]

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