【Nikon】Z30と行く鎌倉散策
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このブログでは8月5日発売予定の「Z30」をご紹介させていただきます。
鎌倉散策をV-Log風に動画を作成しましたのでご覧ください。
いかがでしたでしょうか。※Z30が映っているシーンはZ6llで撮影しております。
後半に関しましては別日に晴れた鎌倉の海を撮影したもので、次に行くときにはこれだけ晴れた景色を見に行きたいという思いを込めて編集しました。
「Z30」は「Z50」「Z fc」と共にエントリーモデルのカメラとして発表されました。
性能としては大きな変更点はありませんが、V-Log向けのボディという位置づけだけあってボタン・ダイヤル配置などがよりV-Log向けに変更されています。
また最も大きな変更点は見て分かる通り、ファインダーがなくなっているところです。
ここからは「Z30」の特徴をご紹介させていただきます。
①V-Log向けに配慮されたボタン配置
ボタン配置をご覧いただくとお分かりいただけるように、撮影に必要な基本的なボタンは全て右側に揃っています。
録画ボタンは大きく、且つシャッターボタンより手前側に配置されており、好みや手の大きさにもよりますが人差し指だけではなく親指でも押せるようになっています。
そのためほとんどの操作を右手のみで完了することが出来ます。
②素早く動画・写真モードを切り替えられるレバー配置
写真と動画の切り替えレバーの配置が「Z50」「Z fc」と異なっています。
「Z50」「Z fc」はダイヤル外縁部に位置しており、親指での操作が少々やり辛かったのですが「Z30」は手前に配置されている為、瞬時に写真と動画を切り替えることが出来ます。
③動画・写真モードの切り替えやすさに合わせたモードダイヤルの大きさと配置
「Z50」に比べてモードダイヤルは若干大きくなり、右寄りになっているので写真と動画の切り替えを素早くモード変更することが可能です。
例えば動画撮影では「マニュアルモード」、写真撮影では「絞り優先」で気軽に撮りたいという方もすぐにそれぞれのモードを変更することが出来ます。
③ストラップ取付金具の配慮
個人的にV-Log向けのボディとして配慮が感じられた点の一つがストラップの取付金具です。
多くのストラップはカメラの三角環に取り付けますが、三角環があると動画撮影時に揺れてカタカタといった音が収録されてしまうことがあります。
「Z30」はそこが配慮されており三角環がありません。またボディとの隙間も考慮して作られているのでピークデザインなど取付紐が少々太めのストラップであったとしても問題なく取り付けることが可能です。
④その他の配慮
左側に配置されているボタンに関しては「削除(ゴミ箱)ボタン」と「レリーズモード/セルフタイマーボタン」のみです。
これは撮影した写真、動画の誤削除の防止、写真撮影時のみにしか使用しない「レリーズモード/セルフタイマーボタン」を使用頻度の少ないボタンとして左側に配置したと筆者は考えております。
グリップに関してはおおよそ「Z50」と同程度ではありますが若干厚みが増していることでグリップ力が向上しています。
グリップ力が上がるということは安定性が増すので、動画を撮る上での細やかでありながら大きな違いを感じました。
またこれにより右手だけでの操作と親指での録画ボタン操作を可能にしています。
USB「給電」にも対応しているのでモバイルバッテリーがあれば長時間録画も可能です。
※フルHD 24p/25p設定時、常温25℃の時でカメラの内部温度によっては125 分に達しない場合があります。また4K UHD時の撮影時間目安は約35 分なのでご注意ください。
ここまでV-Log向けのボディということでご説明させていただきましたが、右手だけで基本的な操作が可能なので写真もかなり気軽に撮影することが出来ます。
ファインダーがないことが写真を撮影する際デメリットに感じる方もいるとは思いますが、ある意味スマートフォンで撮影する感覚と似ているので意外と身近に感じていただけると思います。
また動画と写真の切り替えが素早くできるので動画を撮りたい時、写真を撮りたい時でそれぞれのチャンスを逃しにくいと感じました。
「SmallRig トライポッドグリップ 3070 ML-L7セット」があれば片手が塞がっていたとしても「リモコン ML-L7」側で録画ボタン及びシャッターボタンを操作することが出来ます。
動画撮影時もグリップに付いたリモコンでの操作をメインに使っていました。
「SmallRig トライポッドグリップ 3070」ですが、こちらも使いやすく前後(チルト)の動きは、三脚穴付近にあるボタンが可動部になっており、一定の角度ごとにロックされます。
動画の中盤に竹林をローアングルから空に向かっているシーンは、カメラを地面に置いて可動ボタンを押しながら、上方へアングルを向けて撮影したものです。
左右(パン)の動きは銀色の「SmallRig」のロゴ部分がボタンになっているので押しながら捻ることで動作することが出来ます。こちらは90°毎にロックがかかるようになっています。
通常の撮影から自撮りに変更したい際にはわざわざグリップを外す必要はなく、簡単に回転させてリモコンを自分側に向けることが出来ます。
グリップを90°回転させカメラを真横に向け、モニターをボディから90°で展開すれば前を向きながら平行移動するモデルや風景を安全且つ簡単に撮影することも出来ます。
ここからは「Z30+NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 VR」で撮影した写真を紹介いたします。
鎌倉にはお気に入りのパスタ屋さんがあり、鎌倉に来るとほぼ昼食はこのパスタ屋さんで食べています。
今回はボンゴレパスタです。
昼食を済ませた後は報国寺へ向かいました。竹林とその中で抹茶を飲めることで有名です。
午後から雨予報のため残念ながら曇天模様でしたが、お気に入りのメロンソーダ風の傘をさして次は晴れることを願ったワンショットです。
別の日に撮影した晴れた日の稲村ケ崎の海の風景です。
今回、「Z30」を使って撮影し、「Z fc」「Z50」を比較した感想を一言に表すと、
「Zfc」=写真と外観含めてカメラを楽しみたい(写真特化)
「Z50」=写真・動画両方を楽しみたい(両立)
「Z30」=気軽に動画を楽しみたい(V-Log特化)
「Z30」が発売されることでやりたいことに合わせたエントリーモデルが揃うことになります。
写真だけでなく、動画を撮ることも好きな筆者としては、細やかなところまで配慮されているZ30に、エントリーモデルながらの「こだわり」を感じる一台と感じました。