【Nikon】Z5と行く散歩道
とある休日、東京都町田市にある小野路宿へ行ってきました。
小野路宿は江戸時代に街道の宿場として栄え、古くは室町時代から名が残る交通の要所となっていました。
通りに沿って宿場の雰囲気が残る一帯となっています。
周辺には駐車場が少ないので小田急線の鶴川駅または京王線の多摩センター駅から出ているバスで訪れるのがおすすめです。
今回はこの小野路宿周辺をNikon Z5にZ 40mm F2をつけて散策してみました。
旅のスタートは小野路の入り口にある小野神社前のバス停の近くにある小野神社からスタートです。
スタートの小野神社は平安時代に創建された歴史のある神社です。
今回はここを起点にガイドマップに乗っているルートを辿ってみることにしました。
初めに訪れたのは六地蔵と呼ばれる場所です。名前の通りお地蔵さんが並んでいますが、よく数えてみると実際は6体ではなく7体並んでいます。少し薄暗い中に真っ赤な前掛けの色が映えます。
道を進んでいくと途中に牧場がありました。都心からそれほど離れていないところに牧場があるのが意外でした。牛舎の中では、黒い牛たちがのんびりと過ごしていました。
尾根沿いの道の傍らに白いアジサイが咲いていました。道沿いに咲く花々は近づく季節を感じさせてくれます。
後ろにはなだらかにくだりながら畑が広がり、丘陵地帯であることを感じることができます。
木漏れ日が差し、鳥の声が聞こえる林の中に小道が続いていきます。
今回のルートは写真のように舗装されていない道や林の中を通るので運動靴などの滑りにくい靴で歩くのがおすすめです。
地面に倒れた木にキノコが生えていました。Nikon Z5は周りの雰囲気をしっとりと映し出してくれます。
整備された竹林が現れました。林の中にふっと明るい空間が広がります。時折、風が吹いて竹の先端が揺られる音に周囲が包み込まれます。
谷戸の風景が目の前に広がります。田んぼには水が張られ、田植えの準備が進められていました。
この地区では伝統農法を用いて里山の保全をしているそうです。近くには炭焼き小屋もあり里山の雰囲気を感じることができます。
谷間に流れる水を使った鹿威しがありました。コトン・コトンと竹を打つ音が周りに響きます。
ここまでアップダウンのある道を歩いてきましたが、軽量なボディとレンズの組み合わせの為、長時間持ち歩いても苦にはなりません。
ルートから少し外れますが、関屋の切り通しという場所にも行ってみました。関屋の切り通しは調布の布田宿から小野路宿を結ぶ布田道の切り通しで、幕末には新選組の近藤勇らが稽古の際に通ったといわれています。
散歩を終えてうどんをいただきました。Z 40mmF2は最短撮影距離が0.29mなので、全体を入れるテーブルフォトなどにも使えます。
Nikon Z5を持って歩いていましたが、フルサイズミラーレスでありながら使いやすい操作系と軽量ボディで、非常に取り回しがよく、また、レンズもほど良い画角としっとりとした描写で十分に楽しむことが出来ました。
これからカメラを始めたい方や、APS-C機、コンパクトデジタルカメラからのステップアップにもおすすめの組み合わせです。
お気に入りのカメラとちょっとそこまで、初夏の景色を撮りに行きませんか。