【Nikon】Z50と帆引き船
残暑が続く日々。9月半ばでも暑さに対して油断のできない日々が続いています。
今回は暑さを逃れたくもあり、飼い犬のTOTOを連れて霞ケ浦に行ってきました。
茨城県にある霞ヶ浦は日本で第2位の湖面積を持つ湖であり、千葉北西部からならば車でさして時間もかからずに辿り着ける身近な湖です。
なんでも霞ケ浦の流域面積は茨城県全体の1/3以上を占めるそうで、土浦から出ている遊覧船に乗り込んでクルージングが楽しめます。
特にこの夏の時期から秋にかけて「霞ヶ浦観光帆引き船」が運航されています。
主に土日に運航されているのですが霞ヶ浦沿岸3市が運営していて行方市 かすみがうら市 土浦市の港の
計4か所から観光用の船が出ていて帆引き船の操業を見学することができます。
土浦のラクスマリーナというところの「ホワイトアイリス号」に乗船することにしました。
ここの私の一押しのポイントはペットの同伴が可というところです。
丁度昼過ぎについたのですが霞ヶ浦観光帆引き船が操業しているとのことでした。
実は何度か来たことがあるのですが風が無かったり、強かったりで操業しているところに巡り合えたのは、はじめてです。
出港すると思ったより、速い速度で湖上を走っていく観光船。
とても暑い日でしたが、風を切って走る船上はとても涼しく気持ちよいものです。
暫くすると帆引き船に出会いました。
白い帆が、風を受け大空に広がる様子は壮観!と聞いてはいましたが確かにその通り。
霞ケ浦の湖上を渡る風を受けて大きく膨らむ白く大きな帆がすばらしい。
高さ9メートル、幅16メートルもの巨大な帆を張っているそうです。
帆引き船は風力を利用して網を引っ張る帆引き漁法を行っているのです。
明治13年にかすみがうら市の漁師・ 折本良平が考案。
それまで20人以上必要だった船が2人で操業できるようになり
漁民の暮らしを大いに安定させました、とラクスマリーナの案内にありました。
帆が凧のようになって綱の先の漁網を引っ張ているようです。
風の力で船が横に流れるようにして網を曳いているそうです。かなりのしなりが効いています。
帆柱と帆げたは孟宗竹の太いものを使っているという記述を見ましたが現在の船もそうなのでしょうか。
帆はナイロン製?に代わっているそうです。
ブイのあたりに網があります。
逆から見るとうまく風を受けて引っ張っています。しかし、これひっくり返ったりしないのでしょうか。
帆引き船は陽の当たり方によりいろいろな表情をみせてくれます。
夕焼けなどを背景に撮ってみたら面白いと思います。
今回使用した機材はNikon Z50ダブルズームキット
コンパクトで携行性に優れながら本格的な撮影にも十分に使用可能な素晴らしい機体です。
ミラーレス一眼のタイプながら一眼レフの操作性を受け継ぎ右手でほとんどの操作を完結できるのもよいです。
フルサイズZシリーズと共通の大口径でショートフランジバックのZマウントを採用しているのでキットレンズですら、かなりの品質での撮影を期待できます。
沈胴式ズームレンズはコンパクトで旅行には最適、Z50との組み合わせは最強です。
コンパクトでもしっかりと握りこめるグリップはホールドしやすく船上の安定しない状況でも安心して撮影に臨めました。
キットレンズには4.5段の手ブレ補正効果もあるので今回は特に役立ちました。
是非、皆様もお出掛の際のお供に検討いただいてはいかがでしょうか。