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【Nikon】Z5×Ai-S Nikkor 85mm F1.4で動画撮影

今年の8月28日に発売されたフルサイズミラーレス一眼カメラ『Nikon (ニコン) Z5』。ベーシックモデルの機種ですが、描写性能や操作性など非常に作り込まれた1台だと感じます。今回は、『Nikon (ニコン) マウントアダプター FTZ』を使用し、『Nikon (ニコン) Ai-S Nikkor 85mm F1.4』で動画の撮影を行いました。

 

 

『Ai-S Nikkor 85mm F1.4』は当時の中望遠レンズの中では最も明るく、ポートレートレンズと呼ばれていた銘玉。『Z5』に装着したバランスも丁度良く、軽快な撮影を楽しむことができました。
オールドレンズでどのような動画撮影が楽しめるのか、まずは動画をご覧ください。

 

 

サイズは1920×1080、フレームレートは60pで記録。
ピクチャーコントロールはスタンダード、ホワイトバランスは自然光オートの設定で撮影しました。最後の夕日と波打ち際のカット以外は2倍のスローモーションに編集しましたが、色味の調整は一切行っていません。

 

 

最初の場面は踏切。電車が通過するのを待ちながら動画を撮影しました。『Z5』にはボディー内手ブレ補正が搭載されており、手持ちでも十分に撮影することが可能です。フルHDでの撮影時、撮像範囲が若干狭くなりますが動画専用の電子手ブレ補正機能を連携させた「ハイブリッドVR」が使用でき、より高い手ブレ補正効果が得られます。今回の撮影では全体的に柔らかい雰囲気の動画にしたかったことから、最後のカット以外、手持ちで撮影しています。

 

 

清々しい青空での撮影。電信柱のミラーには電線と空しか写っていませんでした。ピントはミラーの縁に合わせてカメラを揺らしてみました。

 

 

植物の葉が風に吹かれているのを発見。F1.4の浅い被写界深度を実感できるシーンでした。写真であれば、ピントのないものは弾いてしまうと思いますが、ピントが合ったり外れたりを繰り返す一連の流れは動画だからこそ画になる瞬間なのではないでしょうか。

 

 

砂浜への階段を降りる人を撮影していると、虹のように緑色のフレアが出てくれました。レンズの持つ個性を活かした動画の制作というのも面白いと思います。

 

波打ち際を散策していると、大きな貝殻が1つ。急いで持参したミニ三脚にカメラを取り付け、定点撮影を開始しました。夕日を浴びた波がキラキラと輝く光景は動画になることで写真以上に幻想的に感じます。また、長時間待った甲斐のあるラストシーンは、自然を撮る楽しみを教えてくれました。

いつものように町でスナップ撮影をする心構えでカメラの機能は動画に設定した1日。目に留まった被写体に対して動画を回し続けました。私自身、いつも写真を撮っている人が動画を撮ったらどのような画が撮れるのだろうかという好奇心を持っており、今回の撮影では動画の面白さを体感することができました。
写真も動画も基礎となる部分はありますが、表現に制限はありません。鑑賞者の感受性に委ねることもできれば、撮影者の意図をストレートに伝えることもできます。動画の世界に踏み込んだこの日を大切にし、より魅力的な動画を撮りに行きたいと思います。

 

▼今回使用した機材はこちら▼

[ Category:Nikon | 掲載日時:20年12月11日 18時10分 ]

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