【Nikon】Z6で野生動物撮影
筆者の主観ですが冬の時期は、他の季節に比べて、撮影できるものが多いような印象があります。肌を刺すような風の冷たさを引き換えに、湿度が低く空気が澄み、比較的雨も降る日が少ないのがメリットです。この時期は天気を調べることなく撮影に出ることが多いです。
四季折々の風景を撮影しますが、冬は野鳥を撮影するシーズンだとよく言われることが多い印象があります。
筆者の野鳥撮影への印象は、超望遠レンズを提げてひたすら探し歩くか、野鳥が集まりやすいポイントでひたすら気長に待つといった感じでした。
結論から言うと、その通りでしたが、鳥はより難しい被写体だと感じました。
超望遠なので、手ブレ補正はONにしていても、ある程度はシャッター速度を担保しつつ、超望遠レンズはF値が下がり気味。さらに森林の中なので、場所によっては日陰で撮影するとなると、ISO感度が簡単に上がるのを撮影しながらファインダー内のメタデータ表示を見ると、400mm F2.8や500mm F4、600mm F4のレンズが欲しくなるのがとてもよくわかりました。
超望遠かつ明るいF値が使えるレンズの一番のデメリットはその大きさと重量です。
筆者自身は重いレンズを持つことは苦ではなかったですが、慣れない撮影で単焦点レンズはリスキーと感じ、今回はNikon Z6とAF-S NIKKOR 180-400mm F4 TC1.4で挑みました。
Nikon Z6 – FTZ – AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR
1/500 – F5.6 – ISO2800 – 560mm
Nikon Z6 – FTZ – AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR
1/500 – F5.6 – ISO200 – 560mm
Nikon Z6 – FTZ – AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR
1/400 – F5.6 – ISO6400 – 560mm
だいたい600mmくらいで撮影できるかな・・・と高を括っていた私は、撮影していた際に、APS-C機かZ7にして、200-500mm F5.6にTC1.4装着でくればよかったかな・・・と後悔した記憶があります。
とにかく難しく感じたのはピント狙いでした。普段は風景、人物や動物といった今でこそ進化した瞳AFを駆使した被写体を主に撮影していましたが、久しくシングルポイントAFを使ったので、とても苦労しました。
Nikon Z6 – FTZ – AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR
1/500 – F5.6 – ISO500 – 500mm
野鳥メインで撮影していましたが、鳥とは違う物音がしたので、覗いてみたら現れてくれました。機敏な動きで180-400を扱うの大変でしたが、FTZ経由でもAFの速度と正確性はとても快適でした。
Nikon Z6 – FTZ – AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR
1/500 – F5.6 – ISO450 – 560mm
Nikon Z6 – FTZ – AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR
1/500 – F5.6 – ISO500 – 825mm(DX)
Nikon Z6 – FTZ – AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR
1/500 – F5.6 – ISO500 – 825mm(DX)
カワセミを撮影できたのが私の中で一番の収穫でした。
次回は500mm~1000mmあたりを準備し、早朝だとさらに撮影できる種類や機会も増えるということなので、装備と撮影時間帯を再考して、また挑戦したいと思います。