【Nikon】Z6IIで東京を切り取る
2020年11月6日に発売予定の「Nikon (ニコン) Z6II」。
今回はその実機を使わせていただきました。「Nikon (ニコン) Z6」が2018年11月23日発売されてから約2年。私自身、「Nikon Z6」を愛用しているので、どのような進化を遂げたのか非常に楽しみです。そんな思いと一緒に東京の街を撮りながらその違いを体験しました。
なお、今回使用するのは製品版とは仕様が異なる場合があります。ご了承ください。
絞り:F1.8 シャッタースピード:1/3200 秒 ISO:100
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 85mm F1.8 S
今回使用したレンズは「Nikon (ニコン) NIKKOR Z 85mm F1.8 S」。NIKKOR Zレンズの中でも、さらに高いレンズ基準を満たす「S-Line」のレンズで、描写性能は抜群です。
撮り始めてまず感じたのはグリップがより握りやすくなったこと。ニコンのカメラの良さとして、持ちやすさがあると思います。「Nikon Z6」や「Nikon Z7」も大きくしっかりとしたグリップでホールド感があります。しかし、「Nikon Z6II」では奥行きが増し、より手に吸い付くような感覚がありました。
絞り:F1.8 シャッタースピード:1/1250 秒 ISO:100
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 85mm F1.8 S
電子ビューファインダーは従来の機種と変わりありませんが、元々見やすく綺麗でした。ボタン配置なども変更がないため、感覚そのままで扱えるのが嬉しいです。
絞り:F2.8 シャッタースピード:1/640 秒 ISO:100
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 85mm F1.8 S
改善された点もあります。それはコマンドダイヤルを操作し、シャッタースピードを変えている時に感じました。どことなく指にしっかりと引っ掛かるような気がしており、従来機と見比べてみるとダイヤルの溝が大きくなっていることに気が付きました。
絞り:F2.5 シャッタースピード:1/500 秒 ISO:100
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 85mm F1.8 S
絞り:F1.8 シャッタースピード:1/320 秒 ISO:100
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 85mm F1.8 S
薄暗い木陰でベンチを発見。手前の肘掛け部分にAFポイントを合わせてシャッターを切りました。特に迷うことなく狙ったところにしっかりピントが合っていて気持ちの良い一枚でした。
絞り:F1.8 シャッタースピード:1/160 秒 ISO:100
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 85mm F1.8 S
綺麗に咲いた白い薔薇。ローアングルから見上げるようにして撮影し、背景を大きくぼかしてみました。ローアングル撮影の際、背面のモニター画面をチルトさせて撮影する方が多いのではないでしょうか。従来機だとモニター画面をチルトさせてた状態でウエストポイントでカメラを構えると、お腹や服がアイセンサーに反応してしまい、不意に電子ビューファインダーに切り換わってしまうことがありました。しかし、「Nikon Z6II」よりモニターモードを「自動表示切り換え」または「ファインダー優先」に設定していても、チルトさせるとモニター表示に固定されるようになりました。私自身もこの機能はとても助かると感じています。
絞り:F1.8 シャッタースピード:1/320 秒 ISO:100
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 85mm F1.8 S
絞り:F1.8 シャッタースピード:1/400 秒 ISO:100
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 85mm F1.8 S
絞り:F1.8 シャッタースピード:1/160 秒 ISO:100
使用機材:Nikon Z6II + NIKKOR Z 85mm F1.8 S
最後はモノクロの一枚。クリエイティブピクチャーコントロールのカーボンに設定しました。窓ガラスの反射と煉瓦の質感が良いなと感じた写真です。
CFexpress(Type B)/XQDカードとUHS-II規格対応のSDカードを使用できるダブルスロットの搭載や「デュアルEXPEED 6」を新採用し、処理速度の向上とバッファー容量のアップなど写真を撮る道具としてブラッシュアップされた「Nikon Z6II」。有効画素数2450万画素は一見少ないように感じる方もいると思いますが、「Nikon Z6II」で撮影した写真を見返してみるとその不安はなくなります。Zマウントレンズの描写は勿論、画面の端までシャープな写りに感動することでしょう。様々な場面で活躍できる1台。ぜひとも体験していただきたいです。