【Nikon】Z7で撮影した思い出の動物園
先日、テレビで上野動物園のパンダ舎が引っ越しをしたというニュースを目にしました。
カメラのテスト撮影を兼ねて度々訪れていた動物園も、コロナの影響でしばらくご無沙汰。結構な頻度で通っていた身としては、このようなイベントを後で知ると少し寂しい感じもします。
最後に訪れたのはいつだったのか?ストックフォトを見返してみると2019年10月に訪れたのが最後でした。
使用機材:Nikon Z7 +Z 24-70mm F2.8 S
1年前の上野動物園は2019年10月31日をもって、62年間活躍していた園内のモノレールが老朽化を理由に運転を休止するということで、多くのお客さんで賑わっていました。
昭和32年12月に日本初のモノレールとして開業したモノレールは、動物園の遊戯施設ではなく地下鉄やバスと同じ東京都交通局が運営する公共交通機関。運転席の下に取り付けられたイチョウの葉のエンブレムがそれを物語っています。
上野動物園の東園と西園の間、わずか0.3kmという短い距離ですが、道路渋滞が深刻化する中、「将来の新しい都市交通機関」の実証実験も兼ねて作られたとのこと。
東園駅に掲示されていた歴代車両の紹介パネル。1年経った今も再開の予定は発表されておらずこのまま廃止の噂もありますが、前回の車両更新時にも約1年半の期間があったことを考えると、再開の望みが完全に消えた訳では無さそうです。
使用機材:Nikon Z7 +Z 24-70mm F2.8 S
使用機材:Nikon Z7 +Z 24-70mm F2.8 S
交通渋滞を避ける目的で作られたモノレールは、公道の上もスムーズに通過していきます。
未だ昭和の車両が活躍している他路線を考えると、運用開始から18年での引退は少し早い気もします。
使用機材:Nikon Z7 +AF-S 70-200mm F2.8E FL ED VR +マウントアダプター FTZ
小さな子供に囲まれて私も乗ってみました。切符には東京都懸垂電車と記されており、改めてモノレールが電車なのだと教えられます。
料金は大人150円。都営地下鉄の初乗り(180円)や、都電運賃(170円)より安く設定されており、短い区間ですがちょっとお得な気もします。
車窓から見えていた工事現場が、冒頭の新パンダ舎だったことを後で知りました。切符に印字されていたパンダのイラストも後にパンダが見えるかものメッセージだったのかもしれません。
使用機材:Nikon Z7 +AF-S 70-200mm F2.8E FL ED VR +マウントアダプター FTZ
モノレールの写真に紛れて1枚だけ撮られていたパンダの写真。大きさから見ると2017年に生まれた香香のようで、混雑の中急いで撮ったのを思い出しました。
年内に中国に返還されるとのことで、新パンダ舎には移動せず旧パンダ舎に残っているそうです。
昨年はモノレール、今年はパンダ。寂しい話題ばかりですが、また新たな発見を求めて撮影に出掛けたいと思います。