【Nikon】Z7×Creative Picture Control vol.7
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写真や映像をイメージ通りに仕上げるピクチャーコントロール
今回は基本となるピクチャーコントロールから更に追及されたクリエイティブピクチャーコントロールをご紹介いたします。
D780やZ シリーズには、基本の8つのピクチャーコントロールに加えて20種類の「クリエイティブピクチャーコントロール」が新たに搭載されました。
色合いや階調、彩度などを細やかに作り込み、撮影したときの気持ち、空気感や温度といった微妙なニュアンスも写真に込めて表現できそうな多彩なモードになっています。
今回ご紹介させていただくクリエイティブピクチャーコントロールは「セピア」「ブルー」「レッド」「ピンク」です。
Nikoの公式にて「セピア」「ブルー」「レッド」「ピンク」は下記のように説明されています。
『セピア』
退色した古い写真のような、クラシカルな雰囲気に。セピア画像に。モノクロプリントを着色したような味わいの画調になります。撮影意図に応じて、調色の強弱をコントロールできます。
『ブルー』
寂し気な雰囲気を強調したクールな一枚に。ブルー系の静かな雰囲気の画調になります。被写体によっては、青写真のような風合いにも。調色の強弱もコントロールできます。
『レッド』
赤みの強いねっとりとした色味で、ひと味違うレトロ調に。レッドスケールフィルム風の画像を撮影できます。撮影意図に応じて、調色の強弱をコントロールできます。
『ピンク』
ふわっと甘めの色合いでロマンティックな表現に。ピンクがかった画像になります。さらにピンクを強調し、より甘い雰囲気を演出することも可能。調色の強弱はコントロールできます。
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フィルム時代のモノクロ風味とは一味違うカラーフィルターはシンプルながら、
ある意味、それを使用することにより写真の傾向を決定づけてしまう側面があるかと思います。
いくつかのシーンを用意して撮影してみました。
それではご覧ください。
Creative Picture Control:セピア
茨城をドライブした際に撮影したものになります。
河口沿いの公園で見かけた光景などになりますがセピアの退色した色合いが、昔日の思い出のように表現され趣のある仕上がりに思えます。
公園に少しノスタルジックな雰囲気を加えたく『セピア』で撮影しました。
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Creative Picture Control:ブルー
機材:「Nikon Z7」「NIKKOR Z 28-75mm F2.8」
工場地帯にある公園にて撮影しました。
現代的な巨大な施設に比して、誰も人がいないという寂しさもある場所でした。
巨大な構造物のクールさと現代的な雰囲気に沿い『ブルー』にて撮影してみました。
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Creative Picture Control:レッド
機材:「Nikon Z7」「Ai-S Micro-Nikkor 105mm F2.8 」「FTZ」
潮来の十二橋めぐりの手漕ぎの「ろ舟」を楽しめる水郷潮来あやめ園に訪れた際の物になります。
江戸の時代を感じることのできる地域です。
時代劇にもでてきそうな、レトロさを際立たせる『レッド』で撮影してみました。
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Creative Picture Control:ピンク
「Nikon Z7」「NIKKOR Z 28-75mm F2.8」「レフレックス 500mm F8」「FTZ」
ドライブの休憩がてらに立ち寄った際に撮影しております。
ロマンティックな甘い雰囲気というのはカフェの雰囲気にはよく似合います。
また、バイクなども昭和時代のカタログのようなノスタルジックな雰囲気をかもしだすのに良いかと思い『ピンク』で撮影してみました。
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それぞれのCreative Picture Controlを比較してみます。
『ブルー』を除き同系統の色合いではありますが、それぞれ、だいぶ印象が違うかと思います。
どれもレトロさやクラシカルな雰囲気ですが、被写体により印象が違ってくるのが印象的です。
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クラッシックでノスタルジックな雰囲気を醸し出すクリエイティブピクチャーコントロールの「セピア」「ブルー」「レッド」「ピンク」
活用すれば、それぞれ個性的で写真の傾向を方向づけて楽しむことができると思います。
本連載ブログにて各クリエイティブピクチャーコントロールの特徴をお楽しみいただければと思います。次回は総集編です。お楽しみ