【Nikon】Z fcとオールドレンズ
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本日待望の「Z fc Z 28mm F2.8(Special Edition)レンズキット」の発売日が2021年10月1日に決まりました!
こちらの薄型レンズの発売をお持ちになられていた方も多いことでしょう。かくいう私もその一人。
Aiレンズを彷彿とさせるデザインの特別仕様のZ 28mm。ですが発売が待てなかったため、今回の撮影は「Nikon Z fc」にオールドレンズの「CANON 35mm F2 Lマウントレンズ」を取り付けて、お散歩してまいりました。
「Nikon Z fc」を持って構えてみると、可愛い見た目と、フィルムカメラをイメージしたダイヤルや、上面の液晶の遊び心に、心躍らずにはいられません。
私は昔からレトロなデザインなものが大好きで、今までフィルムカメラやオールドレンズに強い憧れがありましたが、カメラ初心者の私にはハードルが高く、なかなか手が出せずにいました。しかし、このZ fcは、Nikonのミラーレス機のZ 50と同性能と聞き、初心者の私でも手が出しやすいと思い、使用してみることに。
Nikon FM2をモチーフとした「Nikon Z fc」は、レトロ愛好家達にはたまらない見た目です。
オールドレンズを付けてみたころ、見た目の可愛さに自分が思っていた以上に心を奪われてしまいました…。
Zマウントのレンズは全体的に大きいものが多く、個人的には「Nikon Z fc」には小ぶりのレンズを付けたかったのですが、FTZのマウントアダプターを付けると、これまた大きくなってしまうので、SHOTENとレイクォールのマウントアダプターを重ね付けして「CANON 35mm F2 Lマウントレンズ」を装着。
薄めのマウントアダプターで、特に違和感なく、可愛くクラシカルな見た目にできました!
レンズを取り付けて早速、一番に視界に入ってきた駅の生垣をパシャリ。夏の緑が撮って出しでこんなに淡くてかわいらしい色に…。
オールドレンズ、やはり素晴らしかったです。
ふんわりとしているのにメリハリのあるボケと、淡くて優しい色味。今まで手を出してこなかったことが悔やまれます。
外に置かれ、雨風で錆びてしまったであろう扇風機を発見。
この錆びを見ると、いったいどのくらいの間ここでじっと時代の移り変わりを見ていたんだろう…と、ちょっとセンチメタルな気持ちになってしまいます…。
そんな風に、この扇風機はどのくらいの年代物何だろうと考えていたら、もしかしたら私が持っているレンズと同い年くらいかもしれない。という考えが頭に浮かび、お友達を見つけてあげたような気分になって、センチメンタルな気分なんてどこかへ飛んで行ってしまいました。
少し小さな裏路地に、ぎゅうぎゅうに詰まった浪漫を感じます。
私の、お世辞にもうまいとも言えない写真でも、下町の良さがあふれ出ています。
オールドレンズで覗く街並みは、今まで見たことなかった表情を私に見せてくれるので、普段目に留まらない些細な日常に、何度もシャッターを切ってしまいます。
古民家を利用した喫茶店を発見。窓やドア、床も階段もすべてが古民家のままで、誰かのお家にお呼ばれされているような、どこか不思議なお店でした。
お皿も雑貨もレトロでかわいらしく、またお気に入りのお店が増えてしまいました。
甘いスイーツで心と身体を満たしたら、帰路につきます。
帰り道、古民家の柵からひょっこり顔を出しているお花と少しじゃれあって、私の初めてのオールドレンズの旅は終了です。
じっくりとピントリングを回して、ファインダー越しに被写体と向き合う時間が本当に大好きです。
AFでの撮影ができないので、撮りたかった一瞬のチャンスは逃がしてしまうこともありますが、自分でフォーカスを合わせて撮った写真も、特別な一枚です。
これを機にオールドレンズの世界にどっぷり浸かってみようと思います。