【OLYMPUS】春散歩ーM.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PROー

OM SYSTEM / OLYMPUS OM SYSTEM 単焦点レンズ単焦点を楽しむ春日和

4月某日、暖かい陽気の午後。パーカー1枚で過ごしやすい気温と心地良い風を肌で感じながら久しぶりに近所をお散歩しました。
この日のお供カメラはOLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIIとM.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO。
気合いの入ったお散歩カメラを首に引っ提げ、太陽が傾きはじめる時間帯を狙って外に出てみると、快晴な空の下で暖かくやわらかな風がそよぎ、草花を揺らしていました。
ご近所を歩いているだけでも、家の庭先や道端など周りにはさまざまな草花が咲いています。
今回はお散歩の道中に目に留まった草花をメインに撮影することにしました。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III+M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO

レンズの最短撮影距離は0.5m。中望遠レンズにしては比較的被写体に近寄ることができます。
F1.2の明るいレンズでアウトフォーカスを柔らかく暈すことができるため、指先ほどしかない小さな花も主役のような存在感を表すことができます。
木の上に咲く花にレンズを傾けると、上空からの白い反射光を浴びて花びらが透き通り、色の濃淡や筋の1本1本まで綺麗に描写されました。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III+M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO

植物の茎に生える産毛やたんぽぽの綿毛は、見たままに柔らかい印象を与えます。それだけではなく、肉眼で眺めるだけでは気づきにくい線をしっかりと描写してくれます。一部の綿毛の種子がどこかへ旅立ってしまい、残された花托（かたく）にはそれまで存在していた証のように、ぽつぽつした痕がしっかりと残っています。
PROレンズの解像力の高さを実感しました。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III+M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO

散策の最中に、ふと気配を感じた気がして、雑草の中を覗き込んでみました。すると、赤いテントウムシを発見しました。
少しの間、観察をしてみることにしました。どこかに飛び立つ様子もなく、無造作に生い茂る草から草へ移動を繰り返すテントウムシ。もしかすると、筆者と同じくお散歩をしていたのかもしれません。

OM-D E-M1 Mark IIIは、ミラーレスカメラらしいコンパクトで軽量なボディに、最高7.5段分の手振れ補正や一瞬の動きを捉える約18コマ/秒の高速連写など、プロフェッショナルモデルと呼ばれるにふさわしい機動力と信頼性が詰まっています。M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PROは、90mm相当（35mm判換算）の中望遠レンズで、被写体を印象的に浮かび上がらせることができます。今回撮影のメインにした草花の撮影やポートレートにもおすすめです。