【OLYMPUS】玉ボケ見つけた
OLYMPUS OM-D E-M10 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
アートフィルター:ポップアートI
絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:200
カレンダーが示す「師走」の文字。紅葉が幻だったように、街中に溢れる人口光。
無機質なものが多くなりますが被写体に事欠かないこの季節、私は大好きです。
この季節、何気なく撮っていると熱中してしまうのがイルミネーション。
イルミネーションの撮影時、玉ボケを副題にした写真を撮ることが私の日課。
映画のワンシーンのような表現ができる面白い撮影方法です。
ただこの方法、オーソドックスな方法で撮ろうとすると案外大変です。
1枚目に主題、2枚目に玉ボケを重ね…カメラが出す最終結果を見ると、明るさのバランスが崩れているなど、
イメージとは異なる結果に至ることが頻繁に生じます。
そして撮り直しは、1枚目の主題切り取りから…と思うと、正直気が遠くなります。
こんなズボラ派の私を納得させてくれる、オリンパスの多重露光。
1枚目をRAWデータで保存していれば、2枚目の副題のみを撮り直せば良いという優れモノです。
副題だけが異なる同じ構図の写真を量産できるので、納得の一枚を見つけやすくなります。
メニューを押して、番号2が降られたカメラのマークへ入ると、
「多重露光撮影」の項目が出てくるので、これを選択。
「多重露光撮影」の項目に入ると、上から「コマ数」「自動ゲイン補正」「再生画+多重」の3項目があります。
「自動ゲイン補正」をOnにすると、明るさをオートで調整してくれます。
厳密に明るさを調整したい場合はOffが良いものの、Onでも良好な補正となるので、私はOn派。
「コマ数」で2コマを選びます。
「再生画+多重」をOnに設定。
これを設定すると、保存されているRAW画像を選べるようになります。
ベースとなるRAW画像を選択。
ここでは左上の画像を選択しました。
実際の撮影画面は、このような表示となっています。
モニター上には先ほど選択した画像が半透明に表示されます。
上面には、多重露光が有効であることを示すマーク(長方形が二つ重なったもの)が表示されるので、これで準備完了です。
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO
絞り:F6.3 / シャッタースピード:1秒 / ISO:200
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO
絞り:F6.3 / シャッタースピード:1秒 / ISO:200
夕暮れの豊洲を歩いた際に撮影した一コマに、玉ボケを足した画像がこちら。
レンズはマウントアダプターを介して、ボケ味に定評のあるNikon Ai AF Nikkor 85mm F1.4D IFを取り付け、大きな玉ボケを作ってみました。
ボケを撮影する際にホワイトバランスをアンバーに補正したため、画像全体のブルーが薄まったものの、オレンジの玉ボケが良いアクセントに。
OLYMPUS OM-D E-M1 + M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PRO
絞り:F6.3 / シャッタースピード:13秒 / ISO:200
OLYMPUS OM-D E-M1 + M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PRO
絞り:F6.3 / シャッタースピード:13秒 / ISO:200
レンズをM.ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PROに取り換えて、
ピント位置を最短付近に持ってきたときに出る玉ボケを配置してみた例。
F2.8という明るさは単焦点レンズと比較すると物足りなさを感じますが、
ピント位置を最短付近に設定することで玉ボケを容易に作ることができるので、ぜひお試しください。
OLYMPUS PEN E-P3 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:200
OLYMPUS PEN E-P3 + M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
アートフィルター:ポップアートI
絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:640
アートフィルターのポップアートにはまっていた頃、複合施設のクリスマスイルミネーションを撮ってみると面白いかもと思い、撮ってみたのがこちらの写真。
年を重ねたからなのか、今思えば控えめな色合いでも良かったかなと思います。
右下に女性二人が写っていたので、位置を微調整しながら玉ボケを探していたら、納得の収まり方を見つけることができました。
今年の冬は、暖かかったり寒かったりと不安定で大変ですが、
カメラをたくさん持ちだして、自分だけの一枚を見つけてみてください。
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