【OLYMPUS】薔薇と紫陽花、小さな柿の実
再開園した神代植物公園へ行って来ました。
この公園で四季折々の草花を鑑賞するのが日常のささやかな喜びになっているのですが、今年の前半はずっと休園。
待ちに待った再開です。
まずは、ばら園へ。
赤、白、黄色、薄桃色…
健気に咲く色とりどりの薔薇の花々が、私を迎えてくれました。
優しい色と薫りに包まれながら、ただひたすら無心でシャッターを切り続けます。
深大寺に抜ける雑木林へ。
土を踏みしめる感触を楽しみながら、緑溢れる木々の下をのんびりと歩く。
実に心地良いひと時です。
ここで少し退園して、武蔵野の古刹 深大寺へ。
これも私のお決まり散策コースです。
趣きのある山門をくぐり、本堂にて参拝。
元三大師堂の境内の片隅にひっそりと佇む石仏に手を合わせる。
その素朴で味わい深い小さな石仏をしばし眺めていると、思わずにっこりしてしまう。
最後に釈迦堂にて、白鳳時代に造られた国宝・釈迦如来倚像を拝観。
かわいらしい姿で、ちょこんと腰掛けている。
シンプルな衣、少年のあどけなさが残る表情がたまらない。
公園に戻り、あじさい園へ。
群生する満開の紫陽花。
まさに、圧巻です。
大温室へ。
熱帯スイレンが力強く咲いていました。
お見事です。
そして、本日一番のハイライト。
散策の途中、小さな柿の実を発見。
まだまだ青くてかわいい柿の実、これから秋に向けてゆっくりと成熟してゆくのです。
こんな些細な光景に、忘れかけていた季節の移ろいを感じてしまいました。