【OLYMPUS】 カメラもアンチエイジング。
先日発表されたカメラグランプリにおいて、オリンパス交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.2 PRO」が交換レンズ部門受賞を果たしました。2016年度の「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」、2017年度の「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」に続く3年連続受賞はまさしく快挙。筆者も興奮冷めやらぬうちにというつもりで、夜の街をM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.2 PROでスナップ撮影してみました。
F1.2というハイスピードで、交差点の一瞬を撮ってみたり・・・
照明の斜光が印象的だった商店を撮ってみたり・・・
意味もなく地下鉄の入り口を撮ってみたり・・・癖のない前ボケのおかげで、スッキリと撮影できました。
その一方、レンズの栄光で陰りがちなのが、カメラボディ。
「ボディ内5軸手振れ補正」で世間を驚かせたり、防塵防滴性能を重視したカメラづくりなど、他ブランドとは一線を画した性能で確固たるポジションを作り上げているのですが、デジタルの世界は日進月歩。レンズとは全く異なる時間軸で世代を重ねていきます。
買ったカメラや買おうとしているカメラが、陳腐化の一途を辿ってしまうことは少し悲しくも思えます。
でも実は、ファームウェアというプログラム更新によって、カメラが生まれ変わるかもしれないのです。
「良いものを長く使ってほしい」というメーカーからのサインなのか、最近はファームウェアの定期更新によって性能向上を図ることが各社多くなってきました。
これ、身近なアイテムのスマートフォンではよくある話で、ついにデジタルカメラにも波及してきました。
更新内容も、以前は動作不良の改善を施すバグフィックスというものが中心でしたが、最近は新機能そのものを新たに実装する等の大型アップデートが増加傾向を辿っています。
オリンパスは大型アップデートを行う際は大々的に「Ver.○.0」という表記を用いているので、この表記を見つけた際は、是非ともアップデートを行ってみてください。
さすがに全ての機種ではなく、プロやハイアマチュアを狙ったカメラに的を絞っているようですが、自分のカメラが最新機種と遜色ないレベルにアップデートできることは、一ユーザーとしては嬉しい限りです。
OM-D E-M1ファームウェア「Ver.2.0」で実装されたライブコンポジット。車や電車の軌跡だけが記録されていきます。通常モードでは軌跡を優先して露光時間を長くすると、ほかの部分が真っ白になるため、軌跡だけを記録するモードは街撮りにはありがたいもの。
2014年初頭に発表されたエントリークラスOM-D E-M10に初搭載された撮影機能でしたが、2014年秋にOM-D E-M1にも実装されました。その後Mark II登場まで繰り返し更新され、最後の「Ver.4.0」では、まるで別物のカメラに。
デジタルカメラは日進月歩。
その日進月歩の産物でもあるファームウェアアップデートを活用して、愛機を使い倒していきましょう。
Ver.2.0でさらにパワーアップしたOM-D E-M1 Mark II。小ぶりなボディに本格派のPROレンズ・・・小型車体に3000ccのエンジンを積んだようなドリーム感あふれるカメラで、この夏走り抜けてみませんか。
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