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【OLYMPUS】OM-D E-M1 MarkⅡとSIGMAレンズで秋の散歩スナップ

【OLYMPUS】OM-D E-M1 MarkⅡとSIGMAレンズで秋の散歩スナップ

秋深まりつつある今日このごろ。

木の葉は色づき、日ごとに朝晩の冷え込みが深くなってゆきます。
とはいえ、まだまだ日中であればあたたかな陽気が降り注ぎ、「ちょっとそこまで」な散歩に出かけたくなる季節です。

この日は小田原駅から早川の小田原漁港までふらっと散歩に出かけてみました。
相棒となるのはOLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡと、SIGMA Art 19mm F2.8 DNです。
小型ボディながらグリップもしっかりとしたE-M1 MarkⅡと35mm判換算38mmのスナップに使いやすいArt 19mmのコンビはお散歩カメラに最適です。

冒頭の写真は目的地である小田原漁港にある「小田原ちょうちん灯台」の遠景です。

古くから東海道の【天下の険】である箱根越えをする旅人の心強い友となった小田原ちょうちん。現代においても海の安全を絶えず見守る灯台のモチーフとされています。光の到達距離は8.5海里、約15kmまでに及びます。小田原ブルーウェイブリッジと一緒に画角におさめてみました。

SIGMA Art 19mm F2.8 DNは生産が終了したレンズです。
Artラインのレンズですが、開放F値をF2.8と抑えた設計をとっていますので、大幅なコンパクト化に成功しています。

大口径レンズはどうしても持ち歩きの不便さが目立ってしまうので、お散歩カメラにはコンパクトなレンズを選びたくなります。
コンパクトなレンズではありますが、写りにも妥協せず、特に弱点らしいところも見受けられない優秀なレンズと言えます。

逆光下においてもコントラストの低下は極力抑えられているので、積極的に逆光を取り入れたくなります。

見るも豪華な小田原城の天守閣・・・。
ではありません。早川方面へ向かう途中にある、お菓子のお店の外観です。

車道を挟んで反対側から狙いました。手前に写っている木の枝は自分の立っている側の車道に生えています。
距離があるので緩やかな前ボケを入れた画となりました。

換算38mmは35mm程の準広角感はなく、かといって50mm程の切り取り感もなく絶妙な画角といえます。40mmレンズのそれと近しい気がしますが、普段40mmレンズも使う身としましては2mm差ですが少し違って見えます。「気持ちほんの少し広い」という感覚ですが、自分にはスナップをする際に絶妙にはまる画角だと思います。

Konica C35などを代表とする一時期の時代のコンパクトフィルムカメラに搭載されていることが多い38mmという画角。いわゆるファミリーカメラなどによくある38mmはその場の状況、シチュエーションも入れ込んだ一枚の写真を作るにはとても簡単で、誰もが気軽に撮れる画角と言えるかもしれません。

こちらも逆光下ですが、アンダー部のコントラストも、空のハイライト部もどちらも程よくのこる結果となりました。
派手なフレアやゴーストの発生もなく、本当にそつなくまとめる優秀なレンズという感想がでてきます。
青空の色のでかたもすっきりとして、それでいながら変に誇張された青にもならず、とても素直な印象をもちました。

ススキの穂が風に揺れる様を見かけると秋の訪れをより深く感じます。

見かけて反射的に撮ってしまったので追尾AFではなく、シングルAFで撮影しましたが、AFの挙動も素直でそこまで大きくピントを外すことなく撮影することができました。
レンズの性能もさることながら、OM-D E-M1 MarkⅡのオートフォーカス性能の高さが伺えます。追尾AFにすればより自在に被写体を追尾してくれることでしょう。

住宅街の奥に少し開けた土地があり、ベンチが点在して自然の姿を残す公園の様な場所がありました。

普段、都市で生活をしていると平坦に均された地面でばかり生活をしていますが、時たまこのように起伏の激しい土地を見かけるとなんだか嬉しくなります。
明暗差の大きな写真となりましたが、OM-D E-M1 MarkⅡのダイナミックレンジの広さを実感しました。

小フォーマットでは受光面積の関係上、ノイズ耐性やダイナミックレンジの幅がラージフォーマットと比べると劣ると言われがちですが、少し世代は古いとはいえハイエンドモデルであるOM-D E-M1 MarkⅡはなかなかの粘りを見せてくれました。機動力の面では小フォーマットはその優位性を大きく伸ばすことが出来るので、持ち歩きが長時間になるような場合は強い味方となってくれます。

藪の中にひっそりとたたずむお地蔵様にこんにちは。

手前の草木のゆるやかなボケとあいまって奥行き感のある写真となりました。

開放F値やセンサーサイズにこだわって、大きなボケを追求するのも写真の楽しみのひとつではありますが、前後のボケが強すぎると被写体の以外の背景情報がそがれてしまう場合があります。小フォーマットや開放F値のゆるやかな機材は、気軽なスナップを行うことができるのも魅力の一つです。

目的地の小田原漁港につきました。

海と言えば夏のイメージが強いと思いますが、秋から冬へと移り変わる、ほんのひと時の穏やかな海もまた楽しいものです。
この日は気軽な散歩でしたので、豪華な小田原の海鮮に舌鼓を・・・、はまた今度の楽しみとして、ひと時海を眺めて、落ち着いた時間を十分に楽しんだ後帰宅の途につきました。
ルートにもよりますが小田原駅から漁港までは約30分ほど、一駅の散歩ではありますが、途中様々なスポットが点在しているので飽きることなく、むしろあっという間に目的地に到着してしまいます。

「あっという間」と感じたのはカメラが軽かったから。それも理由の一つだと感じました。

画質面などにこだわると、どうしても機材は大きく重くなりがちです。肩の力を抜いて、気軽に楽しむことが出来るマイクロフォーサーズを代表とした小フォーマット。
今一度、その魅力に注目してみたくなる散歩となりました。

今回使用したカメラはこちら


レンズキットで購入し、単焦点レンズを1本足すのもおすすめです。


19mmの他に30mm、60mmのラインナップがあります。

19mmの広角とは違う標準レンズらしい切り取り方が出来ます。


60mmは中望遠、被写体を歪みなく映す距離になります。

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM SIGMA | 掲載日時:21年11月06日 18時10分 ]

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