2020年9月18日にいよいよ発売となるオリンパスの新製品「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV」。
連載中の「カメラを愉しむvol.13」は、夜の帳が降りる頃の南新宿を「Panasonic LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.」を装着しスナップ撮影に!
どこへでも気軽に持ち歩ける小型・軽量ボディ。
より強力になった 5軸手ぶれ補正。
セルフィーにも最適な可動式液晶モニターと高精細な電子ビューファインダーはもちろん。
専用のスマートフォンアプリではカメラ内の撮影画像を簡単にシェア可能!
など魅力は満載なこの機種ですが、やはりユーザーとして知りたいのは機能よりも「写り」だとおもいます。
オリンパス純正レンズはとても魅力的なラインアップが揃っておりますが、本日は敢えて選んだ「パナソニック ライカレンズ」。
では実際に撮影した写真をご覧いただきましょう。
道路脇のアイビーにカメラを向けて撮影しました。色という味付けをせず素材の味を楽しみたい、という思いから「ニュートラル」な色合いを好んで使用しています。
裏路地を歩いていると目に飛び込んできた「そ」の文字。
薄暗い夕暮れですが、手振れ補正機能のサポートがとても心強いですね。
同じライカレンズでもパナソニックのボディで撮影した時と、オリンパスボディで撮影した時ではまた表現が異なるのがまた面白い。
ニュートラルの設定で撮影しておりますが、薄暗い場面だと「FUJIFILM クラシッククローム」の様な枯れた色再現でとても魅力的です。
実に美しいシルエットです。このようなシーンで独特な立体感を感じさせるのはライカレンズの魅力です。
そうだ、沖縄に行こう。
今は行くことが出来ませんが、この看板を見るだけでも行きたい気持ちになります。
前ボケを活用したフレーミングです。被写体のディテールをしっかりと開放でも残しています。
こういう場面での描写でオリンパスらしさが良く出ています。普段はパナソニック機を愛用している筆者ですが、同じニュートラルで撮影した場合、どこか「クールな印象(冷たく金属質が際立つ)」ですがオリンパスで撮影すると前面の草花の優しさも表現しているのが面白いです。
こう見ると色々なお米があります。
レンズ沼には常にハマっていますが、一度味わったらお米沼にハマってしまいそうです。
カラフルなビニール製の雨除け、白熱色の電球。ホワイトバランスが迷いやすいシーンですが、見たままの光景を写してくれました。
路地裏からスローシャッターで踏切を撮影。
スローシャッターで三脚を使わず撮影。拡大しても手振れを起こしていないことに驚きます。
ロマンスカーでしょうか。あまり鉄道には詳しくありませんが、昔の奇抜なカラーのロマンスカーを懐かしく思います。
この1枚を撮影してとてもお気に入りのポイントを見つけました。普段はどんな機材を使うときもノイズリダクションをOFFで撮影します。
その理由は「粒状感」を演出したいからですが、この機種はしっかりとノイズリダクションがかかりながらも上手に空気感を表現しています。
長年放置されていた自転車なのでしょう。自転車を覆うように草が絡みついています。
立体感を保ちつつ、葉の1枚1枚、金属の質感まで上手に再現されています。
最後はF16まで絞り込み歩きながらスローシャッター!普段はこのような使い方をしない筆者ですが、このような遊び方も面白い機種です。
いよいよ今週末に発売する「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IV」。
1時間ほど撮影に使用して感じた印象は『シーンを選ばぬ軽快スナップカメラ』という印象を受けました。
手振れや被写体ブレなど細かいことは気にせず撮影者が撮りたいようにとりましょう。
あとは私(カメラ)が上手く調整しておきますから!そうカメラからメッセージを送られているかのような感覚。
とても軽快で、だれでもカンタンに綺麗に撮れる1台に仕上がっていると感じました。