【OLYMPUS】REFIND OLYMPUS “M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO”
「REFIND OLYMPUS」それは改めてOM-DやM.ZUIKOレンズと向き合い、その魅力を再発見する企画。筆者もプライベートではマイクロフォーサーズを長年愛用しておりますが、その中でも安定した定番高画質ズームレンズといえば「M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO」ではないでしょうか。
そんなロングセラーレンズの魅力を「OLYMPUS (オリンパス) OM-D E-M1X 」に装着し、その魅力に迫りましょう。今回は普通のカラー設定で撮影しようかと考えておりましたが、やはりオリンパス好きとしてはアートフィルターを存分に使い倒したい!ということで全ての掲載写真でそのシーンにマッチしたアートフィルターを選択しています。それではご覧ください。
ドラマチックトーンIに設定。流れの早い雲を撮影するとまさに「ドラマチック」が止まらない・・・あの名曲はロマンチックですがこちらはドラマチックです。
オリンパスといえばブルーの発色が美しい事でも有名です。それはドラマチックトーンに設定しても変わりありません。深みのあるブルーのボディカラーに写り込むビル群をしっかり再現しています。
こうなるともうレリーズボタンを押す指が止まりません・・・カメラーズハイにスイッチが入ります。ノーファインダーで歩きながらシャッターを切っても手振れ補正機能がしっかりと補正してくれます。
私はズームレンズが苦手で、常に「単焦点レンズ」で撮影に出向くのですがオリンパスのズームレンズは非常に好感が持てます。それはまるで単焦点の様な立体感と、美しい自然なボケ味が魅力的だからです。
道路わきの植え込みに隠れ、反対車線のバイクを撮影。前ボケの具合もいかがでしょうか。さてここで少しアートフィルターを変えてみましょう。ドラマチックトーンIIに変更しました。
メリハリのあるモノクロームは、すべての被写体が「アート」してくれます。さすがのひと言。
望遠側のボケ味はいかがでしょうか。旅もスナップもこのレンズがあればシャッターチャンスは逃さないなと実感しました。今度はヴィンテージにアートフィルターを変更してみました。
80年代を思わせるビルの1階フロアにはソテツが!南国ムード溢れる雰囲気もありますが、私のソテツのイメージは80年代のカフェの入り口などに良く見かけた記憶が子供の頃にありました。
被写体にあわせて「色を選ぶ」という行為。それは昔のマニュアルフォーカスカメラの時代を思い出すようなそのひと手間が実に愉しい。1枚1枚をレタッチに頼らずその場で決めるのが良いですね。
ネオノスタルジーを実は初めて使ってみました。レトロな仕上げを愉しみたいならこのモードはお勧めです。このカラーは「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」などの優しい描写のレンズとも相性が良いと思います。
でもやっぱり私はドラマチックトーンI が好きなようです。気が付くと設定を戻しています。
とても美しい晴れ間が見えたので、ポップアートIIに設定を変更。ポップアートIだと私には少しポップ過ぎたので落ち着いた発色のIIをセレクト。オリンパスの空の色が綺麗です。
すると丁度80年代の名車 E34型のBMW 525iが通過!とっさにジェントルセピアに変更。背景が近代的だったのでレトロ感が出し切れなかったのでそこは反省です。
クロスプロセスIに変更。80年代の建築物はこのように魅力的なデザインが多く、思わず見入ってしまいます。クロスプロクセスにもとてもマッチしています。
最後はライトトーン!私の作風は基本「アンダーでカッコよく」が基本なので不慣れな作風。オリンパスのアートフィルターの楽しいところはやはり、不慣れな表現でもフィルターを変更することでカンタンに「それらしく」撮影できてしまうところ。ぜひ皆さまも改めてオリンパス機の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。