猛暑や大雨など、初夏の荒れた天候が本格的に始まった2022年の夏。
冷房の効いた部屋に閉じこもりがちですが、それもまた不健康ということで休日の散歩へ。
雨が降ったりやんだりのこの日ですが、炎天下よりは行動しやすく半袖サンダルで近所を散策。
筆者の自宅周辺は住宅街なので、大小様々な公園がありますが、その中でも少し毛色の違う場所があります。
遊具や砂場があるわけでもないこの公園は「Aさんの庭」と呼ばれる家と庭がある場所です。以前は大正時代に建築された普通の民家で、それが近年まで残り、昔ながらの雰囲気が本や著名人に紹介され話題となっていました。しかし持ち主が引き払う際、地域の人々の希望もあり、区が取得し保全したそうです。その住宅が一度焼失し、住宅の雰囲気を再現して生まれ変わったのがこの公園です。
旧住宅の跡には、ベンチなどもあり日陰でゆっくりすることもできます。260坪ほどの広さに家(実はトイレ兼地域防災倉庫)と広い庭という、一見普通の住宅のようですが、その庭は緑が生い茂っています。
庭にはたくさんの植物が植えられ、その合間を敷石の小道が縫うように走っており、季節によってさまざまな草花や昆虫、鳥などを見る事ができます。
広々とした公園もいいですが、こう言ったこじんまりとして散策を楽しむ場所も良いものです。かえって一つ一つのものをじっくり見て、いろいろ発見したりすることもできます。
ところで、この「Aさんの庭」の「Aさん」というのは、「公園に来る人」を指すそうで、ここで撮影していた時の筆者も「Aさん」という事になるようで、なかなかセンスのあるネーミングです。
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