連載中の「カメラを愉しむvol.67」は、『Panasonic その場の空気感を鮮明に写すマイクロフォーサーズ』をご紹介します。本日はPanasonic GX7 MK2と、嵩張らないサイズ感が嬉しいパンケーキレンズLUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.を持ち出して都内某所に向かいます。
桜の時期は大勢のひとで賑わう「目黒川」ですが、中目黒よりも目黒駅寄りの目黒川が筆者は落ち着いていて好きです。
お目当ての場所に到着しました。LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.はフルサイズ換算で約40mm相当になるので、どんなシーンでも扱いやすく常用レンズとしても使いやすいです。
こんなにも自然豊かな場所が目黒区にあったとは驚きました。沢山の蚊に刺されてしまいましたが、来てよかった。
皆さんオブジェを撮影されていましたが、天邪鬼なわたしは「オブジェから覗く光」が気になって撮影。ここから撮影しているのは私だけでした。
洋風な園内ですが、茶室や日本庭園もあるのがまた魅力的。
不思議なもので洋風な建築物にも松の木が良く似合います。
このレンズは開放F値であるF1.7でもご覧の通り、硬すぎず柔らかすぎず絶妙な空気感で写しだしてくれます。
レンズの特性を知りたい時に、何故か無意識に撮影してしまうガラスドア。金属の質感や、ガラスの透明感を見た時に「このレンズはこんな特性なのか」というのがはっきりわかる気がします。
なんとも神々しい光の演出を見つけてしまいました。
あまりの気持ちよさに、30分程度ここでパシャパシャとシャッターを切り続けていました。
植物が霧状の水しぶきと、それを浴びて気持ちよさそうにしている光景はまるで6月頃の高原にいるかの様でした。
実は先程の光景、実際には意外と地味な風景だったりします。「光」と「レンズ」の演出がいかに楽しいアートな世界を作り出してくれるかがよく分かります。
最後にレストランでお茶でも!とおもったらもう閉店していました。また次回リベンジしてみましょう!
どんな時も、手元に置いておきたくなるレンズ。現行モデルの「LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.」、旧外観デザインの「LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.」をぜひ一度お試しください。わたしがお勧めするレンズ5本の指に入る銘玉です。