「Lマウント」Leica、SIGMA、Panasonicなどの5つのメーカーからなるマウント規格。PanasonicからはDC-S5M2/S5M2Xの機種も増え、更に充実度を増してきました。ボディ・レンズそれぞれ違うメーカーの組み合わせも自由にできる魅力的なマウント規格で、筆者の私もその魅力を感じる一人です。ちなみに筆者はマイクロフォーサーズとLマウントユーザーです。
今回紹介するDC-S1とLUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.は2019年にPanasonicの初のフルサイズ機とレンズのSシリーズとして登場。この無骨なかっこよさや存在感に一目惚れして、筆者はキットで手に入れてから1年と少し経ちました。この組み合わせでは物撮りを主に使用しており、プライベートに外で撮影する際にはDC-S1に単焦点レンズを主に使用。レンズキットであるこの組み合わせで外へ出かけたことは実は指で数える程度。
春に手に入れた翌日に撮った時、
夏に友だちと蔵王山へ遊びに行った時、
冬に実家に帰省した時。
、、、あれ?やはり、めちゃくちゃ少ないです。LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.は「最短撮影距離0.3m」「最大撮影倍率0.5倍」「手ブレ補正機能Dual I.S.2(ボディと併せて7.5段)」「防塵・防滴仕様・マイナス10℃の耐低温設計」と多くの機能盛りだくさんの標準ズーム。S Proシリーズではありませんがとても解像度が高く、物撮りではこれがメイン使用していますが、外に出さないのもレンズに申し訳ないと思い、今回は外へ持ち出してみました。
撮るものは全く決めずとりあえず王子へ向かいました。今日は何を撮ることになるのか楽しみです。
駅近くの紫陽花が、7月になるのにまだ綺麗に咲いていました。小三元レンズでありながら、マクロ撮影ができるので花や虫なども得意です。
紫陽花を撮影していると蛇が目の前で静かに身を潜めていました。こちらもマクロ撮影でと思いましたが一休みしているように見えたので、邪魔にならない距離感で撮影。それにしても、めちゃくちゃかわいいお顔です。
何か無いかなとぶらついていると、いつの間にか荒川の方まで来ていました。河川敷にとんぼでしっかり整備されたグラウンドがいくつもありました。綺麗に整備されているのを見るに、休日は少年野球が沢山みられると思います。使用されていない時は緑と土の対比の美しさが際立ちます。
「Panasonicのカメラは色がいい」とユーザーの中で評判なのですが、これには筆者も使い始めてから同感しています。一つの例に、この花の白と赤のバランスが、目で見た時と同じように表現できていました。筆者はカスタマイズ設定で、フォトスタイル関係を4つのボタンに割り振りをしています。瞬時にイメージに近い撮って出しができて、撮影体験としても充実しています。
暑さの中、見つけた避暑地。ひんやりした時間で一休み。
蒸し暑い中たくさん歩きましたが、熱中症になる前に帰宅。16時過ぎ、まだこんなに日が高いのかと改めて夏のはじまりを感じます。LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.とのお散歩は今日はこれで終わり。
DC-S1を一年間使用して、筆者が感じてきたことを少し。
もともとSシリーズの思想に「無心」というキーワードを掲げていて、このカメラは高い完成度で体現されているなと感じています。 約576万ドット 有機ELの高精細なEVFと大きな丸形ファインダーは撮る側にとっても感動体験があり、とても心地よく撮影できる点。カスタマイズ設定の自由度の高さと操作性の良さは、ファインダーを覗きながらでも感覚的に撮りたいイメージに近づける操作が可能である点。筆者はRAW現像をよくしていましたが、最近、この機材ではJPEG撮って出しの写真も多くなってきました。それくらいイメージに近い画を瞬時に出せるポテンシャルを持っています。撮ることだけに集中できるこの機材たちに出会えたことに、筆者はとても満足してます。大きくて、重いですけど。でもそれは、愛でる事も出来る一つの大事な要素と個人的に気に入ってる部分です。
ユーザーに寄り添うような撮影体験が魅力的なPanasonicのSシリーズ、おすすめです。
————————————————————————————————