連載中の「カメラを愉しむvol.45」は、『清里の名店「絶品 揚げ野菜そば 」をマイクロフォーサーズで撮る』をご紹介いたします。
さて、旅に出た時。旅先でお食事をする前の儀式といえば「SNSに乗せるために写真を撮る」という方も多いのではないでしょうか。本日はそんなテーブルフォトにも映える写りをしてくれること間違いなし!私のイチオシ旅レンズの決定版「LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.」をご紹介いたします。
早起きは三文の徳といいますが、深夜に車を走らせとある湖の畔に車を停めて朝を迎えました。自然の光で目が覚めて見上げるとこの美しい紅葉が目に飛び込んできました。
澄んだ空気と冷え込む朝ではありますが、寒さを忘れてしまうほど幸せを感じる風景です。このレンズの特長は40mmというスナップに適した画角で何も気にせず風景を写真に収めていきます。
富士山の頂上には、薄っすらと雪が積もっています。もう少し紅葉が進むと真ん中の森林もより美しくなることでしょう。
ブドウ畑に囲まれた道を走行していると、まるで中華街の様な建築物が目に飛び込んできました。私が子供の頃よく立ち寄った公園でしたが、新しい観光施設がつくられており楽しそうなスポットでした。
美しい紅葉を眺めたいのですが、観光はまた後日!13時30分に営業が終了してしまう美味しいお蕎麦屋さんが私を待っています。
ギリギリ入店に間に合いました。何度か足を運んでいるお店なのですが、来店するたびに「スマホ禁止」の立て看板が増えてきます。店内に入るとスマートフォンやパソコン、ゲーム端末は電源を切る必要があります。私にとっては好都合、スマホに触る時間を忘れてノートとペンがあればわたしには十分です。
店主はとてもカメラが好きな方で、カメラ談義に花が咲きます。スマホでの撮影は禁止ですが、デジカメでの撮影は大歓迎なお店です。
お蕎麦を食べるにはちょっとした儀式があります。まずは揚げ野菜が沢山入ったおつゆが来たら、おそばが到着するまでに野菜を食べてスペースを空けておく必要があります。
野菜が苦手な私ですが、昔こちらのお店に来てから野菜のおいしさに気が付きました。
鬼おろしはそばつゆを薄めることが無く、風味を活かしたうえで甘みとピリッとした辛さがそばを引き立ててくれます。
最後は蕎麦湯でほっと一息。このお箸は店主の手づくりで、お蕎麦が滑らない様に木をスパイラルに削っているそうです。お蕎麦のおいしさとこのレンズで撮るテーブルフォトが楽しすぎてあっという間のランチタイムでした。
今回使用した機材は「Panasonic LUMIX DMC-GX7MK2」と「LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.」というスナップ最強の組み合わせ!旅行に行きたいけど荷物は増やしたくない。テーブルフォトでボケ味を活かした映える写真を撮りたい方には本当にお勧めのレンズです。ぜひ今年の冬の相棒にいかがでしょうか。