【PENTAX】モノクローム専用機を使ってみた
今回はPENTAXより発売されている、K-3 Mark III モノクロームを使ってみました。
このK-3 Mark III モノクロームは究極のモノクロ写真を目指して作られたモノクロ専用のボディです。
モノクロ専用という非常に尖った本機を、最近モノクロ撮影を始めた筆者が使ってみました。
まずは外観をご覧ください。
K-3 Mark III とは似て非なると言っていいでしょう。
「PENTAX」、「K-3 Mark III」 などのロゴは白色からモノクロ専用機らしい灰色に変更されています。
また、背面には「Monochrome」の文字が印字されており、特別仕様であると実感します。
今回は、PENTAX HD DA 21mm F3.2 AL Limited と組み合わせて撮影に行きました。
こちらのレンズは非常にコンパクトでスナップには最適なレンズだなと感じました。
またオートフォーカス、マニュアル問わず使いやすいレンズでした。筆者は今回マニュアルで主に使用しましたが、非常にフォーカシングしやすいと感じました。
それでは作例をご覧ください。
窓から差し込む光を非常によく表現してくれていると思います。
また黒が美しいのはもちろんですが、白も非常に美しいです。
これまでカラー機でモノクロ撮影をしていましたが、モノクロ専用機の写真を比べてみると白黒というよりはグレーに近い印象を受けました。
K-3 Mark III モノクロームの出すモノクロは白と黒で構成されているとはっきりわかります。
色という一つの要素が抜けることにより撮影する際の迷いがなくなることも、モノクロ撮影の面白さだと感じます。
またモノクロ専用機を使うことである種の覚悟も生まれ、撮影がとても楽しくなりました。
PENTAXのカメラということで、Kマウントの現行レンズはもちろんのこと、オールドレンズや薄いアダプターを装着し、M42マウントのレンズを使用した撮影も楽しめる非常に魅力的なカメラです。
初めてモノクロ専用機を使いましたが、モノクロの楽しさや、美しさを知ることができ、このままモノクロの世界にどっぷりと浸かってしまいそうな非常にいい体験でした。
普段からモノクロ写真を撮られている方はもちろん、そうでない方にもおすすめの非常にいいカメラだと感じました。
皆様も光と影で描く写真の原点に戻ってみてはいかがでしょうか。