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【PhaseOne】1億画素の”超現実” XF100MP Trichromatic

残暑や気候の乱れも多いですが少しずつ過ごしやすい日も出始め、
撮影意欲も増してくる季節になってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は筆者自身、感動した体験についてのお話。
なんとあのPhaseOneの1億画素システムであるXF100MPシステムを
PhaseOne Japan様のご厚意で体験する事ができました!!

レンズは標準レンズとなるSchneider Kreuznach 80mm LS F2.8 BlueRing
そして35mm換算で20mm相当の超広角レンズである
35mm LS F3.5 BlueRingの2本をご用意。

デジタルバックは100MPのTrichromatic
100MPモデルの中でも「人が眼で見た色を忠実に再現する」
新開発のCMOSセンサーを搭載したPhaseOneのフラッグシップモデル。
果してこのセットでどんな写真が撮れるのか…?

今回元データが非常に大きく、このBlog内の画像では
画像劣化の程度がかなり大きくなってしまいました。

その魅力を少しでも皆様にお伝えできるよう、
高解像度版データもご用意しています。
但し写真によっては100MBに迫るデータの為、高画質版を
ご覧になる際はインターネット回線の安定した場所でご覧ください。
または一度ダウンロード後に開いて頂くと、快適にご覧になれます。

PhaseOne XF IQ3 100MP Trichromatic + SK 35mm F3.5LS Blue-Ring
ISO400 F11
高解像度版(大容量データの為、回線が安定して接続できる場所でご覧ください)

35mm換算で22mm相当となるSchneider 35mmレンズは歪みが無く、
手持ちで殆ど撮影していましたがボディとレンズの大きさでホールディングが安定し、
非常に使いやすいレンズ。勿論ボディとの合計重量はかなりのものです。
しかしそれは1億画素というシステムで安定して撮影する為には
必要なサイズとも考えられます。

PhaseOne XF IQ3 100MP Trichromatic + SK 80mm F2.8LS Blue-Ring
ISO100 F11
高解像度版(大容量データの為、回線が安定して接続できる場所でご覧ください)

続いてXFシステムの標準レンズとなるSchneider 80mm。
35mm換算で50mmとポートレートやスナップで撮影もできる焦点距離。
線の情報が非常に多い場所で撮影したやや意地悪な写真です。
しかし見るとディテールの破綻も無く、細部まで精密に描かれている事に
自宅で確認しながら歓喜してしまいました。

PhaseOne XF IQ3 100MP Trichromatic + SK35mm F3.5LS Blue-Ring
ISO100 F8

アオリで撮影している為、超広角レンズならではのパースが発生します。
しかし周辺の流れも見られず、しっかりと直線で描かれているのはこのレンズが
とても優秀である証明とも言えます。

PhaseOne XF IQ3 100MP Trichromatic + SK35mm F3.5LS Blue-Ring
ISO400 F8
高解像度版(大容量データの為、回線が安定して接続できる場所でご覧ください)

複雑に反射した情報を捉えた1枚。
通常ではここまで複合した反射イメージは必ずどこかで画質が崩れてしまう場面も
多いのですが、100MPという世界ではしっかり隅々まで描いてくれます。
大きくモニターで鑑賞すると楽しくなる1枚。

PhaseOne XF IQ3 100MP Trichromatic + SK35mm F3.5LS Blue-Ring
ISO400 F8
高解像度版(大容量データの為、回線が安定して接続できる場所でご覧ください)

実際の撮影時には近接で撮影した1枚。
高解像度版でご覧いただくと背景がボケているのが分かり、
超広角域でもピントが想像以上に薄い事が分かります。
少し輝度差が激しい状況だった為、若干ハイライトが飛んでいますが
見ていて本当に色の抜けが良く「実際に見た通りの色」を
しっかり捉えてくれています。


ISO50 F16
高解像度版(大容量データの為、回線が安定して接続できる場所でご覧ください)

最後に夜景を長時間露光で撮影。
ホワイトバランスを蛍光灯に設定。夜景撮影の基本です。
この写真を見た時、色の美しさに溜息が出てしまいました。
Trichromaticセンサーの色彩の美しさが分かる1枚です。

三脚で撮影する際に、IQ3はタッチパネルやライブビュー機能が大きく進化。
この日はレリーズケーブルの用意がありませんでしたが、タッチパネル操作で
長時間露光撮影ができ、XFシステムの柔軟性に助けられました。
流石はプロフェッショナルモデル。あらゆる状況を想定したPhaseOneならではの
ノウハウの賜物です。

最後にバッテリーに関して気になる部分もありました。
実際長時間露光時は「撮影+ノイズ除去」というプロセスで撮影される為、
撮影時間に加えて同じ時間ノイズ除去が行われます。
つまり長時間露光時は露光時間の2倍の時間が必要な為、30分以上となると
最低でも1時間以上は必要になります。

通常の撮影時はバッテリー消耗も気にならなかったのですが、
長時間露光になるとバッテリー消費がとても早く、夜間撮影となると予備のバッテリーが
複数必要である事が気になりました。
この辺りは新しくなったIQ4でどれだけ改善されたのかが気になる所です。

PhaseOne XF IQ3 100MP Trichromatic + SK35mm F3.5LS Blue-Ring

「流石に超高画素機だから手持ちの撮影は難しいのでは?」と
初めは緊張しながらの撮影でしたが、シャッター速度を極端に落とす事がなければ
手振れに関しては気にせず撮影できる事は驚きました。
実際にプロフェッショナルの現場でも手持ちで撮影する方が多いとの事。
勿論慎重な撮影が必要にはなりますが、写真の様に手持ちでこんな風にも撮影できます。

ボディ+バック+80mmの組み合わせで3kgと重量はかなりのもの。
35mmの場合は更に重量は大きくなります。
しかし撮影の楽しさでその重さを忘れてしまう程。
筆者はハスキー三脚+XFシステム+レンズ2本を持って、6時間以上
歩いて撮影をしていました。

PhaseOne XF IQ3 100MP Trichromaticは「人間が眼で見た色彩の再現」と
「人間が眼で見る以上の膨大な情報」を撮影者に与えるものだと考えると、
改めて写真というものの凄さを実感させてくれるシステムです。
実際に1億画素というシステムに初めて触れると今までの「写真」という概念が大きく変わり、
今回の撮影を経て筆者自身の写真観が大きく揺さぶられました。

価格も勿論超弩級。しかし”次世代の表現世界へ行けるパスポート”と
考えると与えてくれるものも大きなシステムと言えます。
PhaseOne XFシステムと共に、新たな表現の世界に旅立ってみませんか?

マップカメラではショッピングクレジットも承っております。
決して「買えない」と言い切る事はありません。この機会に是非ご検討下さい!


〓〓タイムズフォト〓〓

[ Category:etc. | 掲載日時:18年10月10日 12時00分 ]

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