【Photo Movie】FUJIFILM FinePix F31fd
【スーパーハニカム FUJIFILM FinePix F31fd】
FUJIFILMのデジタルカメラのブランド名に「FinePix」という名称が使われた時代がありました。そしてこの「FUJIFILM FinePix F31fd」は、今では当たり前のような機能、顔検出機能を備えたコンパクトデジタルカメラとして2006年に登場しました。
カメラを向けるだけで画像の中から「人の顔」を認識し、その顔部分にピントや明るさ、人肌に合わせたホワイトバランスまでを自動調整する顔認識機能を搭載するデジタルカメラで、当時としては凄い機能であったように記憶します。
FUJIFILMのカメラと言えば「スーパーCCDハニカム」、富士フイルムが開発した八角形のハニカム構造を採用したCCDイメージセンサーの名称で知られています。
簡単に説明するとCCDセンサー自体の形状を8角形にして45度傾けて配置することで、集光面積が広がり、高感度、低ノイズ、高ダイナミックレンジを得られるとされています。とにかく暗部の撮影でもキレイに簡単に写真が撮れる優れもので、このセンサーによってレンズに手振れを搭載することなく、ブレない写真を撮ることができるわけです。
F31fdの魅力的な機能「顔キレイナビ」をONにしておけば、ピントも露出も顔に合わせてくれるので、失敗どころかブレない画像が得られる確率は高いです。撮影画像に関しても鮮やかでくっきりとした発色で、FinePixシリーズならではの明るくて彩度が高い発色はスーパーCCDハニカムの恩恵であると思います。
カメラデザインも特徴があり、FinePixシリーズで用いられているデザインであるL字型モノコックが採用されており、背面から右側面にかけて厚い金属の1枚板で構成され、手に取ったときの剛性感が高い。また本体前面の右側にある指掛かりグリップもホールド性にちょうど良い大きさです。
撮像素子に1/1.7インチ有効630万画素の「スーパーCCDハニカムVI HR」と35mmフィルムカメラ換算時36~108mmの光学3倍ズームレンズに顔認識機能「顔キレイナビ」を搭載したF31fdは、FinePixシリーズの中でもかなり使えるカメラとして君臨しました。
【FUJIFILM FinePix F31fd Movie】
ただいま、マップカメラが運営する「カメラ」をカッコよく、魅力的に紹介するインスタグラム「自機自賛」でもこちらの動画をご覧いただけます。是非こちらも【jikijisan_mapcamera】チェックしてみてください。
今後も「PhotoMovie」では、皆様の期待に応える新製品から懐かしいカメラまでご紹介していきますのでよろしくお願い致します。次回の「PhotoMovie」はどんなカメラが登場するのか、お楽しみに!