【Photo Movie】Nikon COOLPIX5000
【本格のNikon COOLPIX5000】
ニコン初の本格派コンパクトデジタルカメラでCOOLPIXの最上位モデルとして2001年12月に発売されたCOOLPIX5000は、高度な撮影機能と圧倒的な描写力、快適な操作性でニコンのトップクラスの技術を応用・凝縮したCOOLPIX最上位初代モデルと言えます。
これまでの「Photo Movie」で取り上げたカメラの中では最も古いデジタルカメラとなります。今から19年前はどんな時代であったのか?ちょっと振り返りながらご紹介していきたいと思います。
当時のデジタルカメラ事情は、コンパクトデジカメの普及が進んでいた頃で、デジタル一眼レフカメラはまだ「高嶺の花」だったため、とても高額で購入までに至らない。そこで各メーカーから気合いの入った高性能コンパクトデジカメが、いろいろ発売されていた記憶があります。
【フィルムカメラ時代のニコンらしいカメラ】
撮像素子は2/3型有効500万画素CCDセンサーに、レンズは35mmフィルムカメラ換算で28-85mmF2.8~F4.8 の3倍ズームニッコールレンズ。液晶は1.8型のフリーアングル方式で、ローアングルや持ち上げての撮影などに便利です。またグリップ部が大きく、ホールディング性は良好で、ニコンらしいニコンのカメラという使用感です。
各種のボタン(撮影モード/露出補正/ISO設定/AF/記録画素数)を押しながら本体右上のダイヤルを回転して設定を変更するので、撮影時のほとんどの操作は右手のみでも行えるようになっています。
【斬新なデザイン】
このCOOLPIX 5000の正方形っぽいボディフォルムに梨地仕上げのブラックボディ、三角の内蔵ストロボやファインダーなど各部のシルバーがアクセントになっているフロントフェイスは、高級感のある仕上がりで斬新にも感じます。また専用のバッテリーグリップを装着するとコンデジとは思えない迫力がとても珍しいです。当時とても便利で斬新と感じたフリーアングル方式の液晶モニターですが、今ではその機能より1.8型という液晶の小さいサイズに驚きです。
【Nikon COOLPIXシリーズ】
現在のニコンが展開するコンパクトデジタルカメラシリーズであるCOOLPIXのパフォーマンスモデルとなるPシリーズには、COOLPIX P1000やP950などの超望遠ズーム搭載カメラがあります。他メーカーをみても積極的な展開は見られず、独自の分野として存在感を放っています。
とてもコンパクトといえるカメラではありませんが、一眼カメラでも簡単には実現できない超望遠の世界を気軽に楽しむことができます。ある一つの突出した性能を持ったモデルを展開するのはNikon COOLPIX Pシリーズの面白いところだと感じます。
また高倍率&高性能スタイリッシュでは、伝統あるコンパクトデジタルカメラのデザインを受け継ぎ、小型・軽量で望遠機能にも力を入れたお手軽カメラCOOLPIX Aシリーズや個性派アウトドアでは、アクションカムのような携帯性とアウトドアなど過酷な環境での使用を想定した耐久性に優れたCOOLPIX Wシリーズもあります。このように「高画質&本格派」「高倍率&高性能スタイリッシュ」「個性派アウトドア」と用途に合わせた3つのジャンルが展開されています。
【Nikon COOLPIX5000 Movie】
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今後も「PhotoMovie」では過去から未来へ時代とともに、皆様の期待に応える新製品から懐かしいカメラまでご紹介していきますのでよろしくお願いいたします。次回の「PhotoMovie」はどんなカメラが登場するのか、お楽しみに!