【RICOH】夜の帳が降りる頃、神スナップ機「GR IIIx」を試す
連載中の「カメラを愉しむvol.42」は、「夜の帳が降りる頃、神スナップ機「RICOH GR IIIx」を試す」をご紹介いたします。まずは結論からひと言『感無量』です!
なぜなら長年「GR」シリーズを愛用してきたのですが、実は私は「35ミリ判換算で 28mm相当」という画角がとても苦手。苦手だけどGRの描写は好きですし、カメラという道具としてのGRの所有する歓びという意味でも手放せない1台でした。
センサーがAPS-C化された頃からは、クロップ撮影を使い自分の好きな画角で使うようにしていましたが今回。待望の35ミリ判換算で40mm相当ということで私のニーズにバシッとハマった1台になってくれたのです。
35mmだと広すぎるし、50mmだと狭すぎる。そんな絶妙な画角です。さて、機材愛はこのくらいにして実際の描写はどうでしょうか?開放で撮影していますがセーターの毛一本一本まで繊細に描写していることが分かります。
GRを手にすると何気ない日常が「Art」に感じてきます。高感度でのノイズ感も良い意味で粒状感があるので、とても好印象!
白い被写体や黒い被写体はノッペリとした画になりがちですが、白い部分の凹凸を非常に暗いシーンでしたがしっかりと写しだしているのに驚きました。
こうなるとシャッターボタンを押す手が止まりません・・・
季節の移り変わりを感じながら、最高のスナップタイムです。
前ボケと後ボケはどんな感じなのか少しテストしてみましょう。窓ガラス越しにステンドグラスを撮影しました。
全体的に硬めの描写ですが、ボケ味は決してうるさくないのが良いです。
今私が一番欲しいパソコンをショーウィンドウから眺めます。カラーモードは「ポジ」を選択したことで、どこかフィルムカメラで撮影したような雰囲気で演出できました。
40mm相当という画角のお陰で、近づきにくいシーンでも一定の距離をとった撮影が可能です。
敢えてピントを外した撮影もスナップだから作品になるのです。完璧にピンが来ている写真がすべてではありません。
GRというカメラを持っていると知らぬ間に「あれ?今日500枚撮影してた」ということも。それだけ撮る気にさせてくれるカメラという事でしょう。
カラーをビビットに切り替えて、若者たちが行き来する街へ。
気持ちが「10歳」くらい若返った気がしてきました。そろそろあまりのカラフルさに心が乱れそうになってきたので、少し落ち着いた雰囲気の街に移動しましょう。
硬さと優しさが融合するこのレンズ、とっても魅力的です。
暗いシーンで少しピントが迷う事がありますが、昔のGRのようにサクサク撮れるカメラになりました。
ピント部の立体感、そして実に自然なボケ味。スタンダードでは見たままの発色を記録してくれます。この見たままに記録してくれるというのは簡単なようで中々こういうカメラは無いものです。私の中ではライカとGRくらいしか思い浮かびません。
仕事帰りに4時間ほど歩いたでしょうか。時を忘れさせてくれるカメラ。日頃の考え事や悩み、ストレスを一瞬でクリアにしてくれるカメラ。もうこのカメラは私の手元に無くてはならないと思ってしまいました。
スマホを買い換えようと思っていましたが、その資金はRICOH GR IIIXに回したほうが私は幸せになれるでしょう。ぜひそんなスナップ最強機をぜひ手にしてみてはいかがでしょうか。本当に病みつきになる1台でした。
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