【RICOH】GR1Sと宇宙の片隅で。
そろそろフィルムで写真を撮ろうかなと思っていた矢先、
『宇宙の片隅400』という不思議な名前のフィルムを手に入れました。
※現在は生産終了してしまったようです。
本当にフィルムが入っているの?とちょっと思ってしまうような珍しい外箱です。
もちろんちゃんと中にフィルムが入っています。
メーカーサイトによると、高い彩度、特に青の表現が売りのようです。
青といえば空や海か… しかし大雨だったので近くの温室で試し撮りをしました。
GR1S自体の握り心地は良いのですが、私のホールドが甘かったようで
結構ブレています。まぁこれもスナップの味という事で。
ガラスを通して入ってくる白けた光が植物に反射しているのか
温室全体を包む青っぽい空気も『宇宙の片隅』はしっかり写してくれています。
ところかわって、この日は少し歩いただけで汗のにじむ晴天。
大雨の温室ではしっとりとした青みを表現してくれましたが、
陽の光が入ると赤みが強くなりました。
このフィルムにはもうひとつ特徴があります。
それはきめ細やかな画質と広いラチチュードです。
逆光でもよく見ると葉の深い緑が出ているのが分かります。
ユニークで不思議なフィルムでしたがとても使いやすく、すっかり気に入ってしまいました。
使うフィルムによっても写真の空気感が変わるのがフィルムカメラの面白さの一つです。
また面白いフィルムに出会えたらこちらでご紹介したいと思います。