【Rollei】二眼でニャン!!
カメラを持ってのお散歩中、街中で猫を見かけると、ついレンズを向けてしまいます。
でも、たいていそれを察知したかのようにダッと逃げられてしまいます。
まぁ、私だって見ず知らずの人間にカメラを向けられたら、顔を背けてしまいますが…
(それ以前に平々凡々なおじさんにカメラを向ける人もいませんが…)
特に東京の猫は、警戒心が強いのか、なかなか撮らせてくれません。
ところが、ここ広島 尾道の猫は違います。
カメラを全く意識していません。 …というか、人をあまり意識していません。
もう、とにかく自由気ままという感じ… 自分たちの生活を謳歌しています。
そんな坂の街の猫たちを、こちらも自由きままに、ローライの二眼レフカメラで撮影させてもらいました。
1958年登場の ローライフレックス 3.5F 。
古き良き佇まいのこちらのカメラは、ピントは勿論、露出もマニュアル設定。
フルオートで「瞬撮」の現在のカメラと違い、1枚1枚手動で巻き上げ、じっくりと吟味しながらの撮影です。
でも、6×6㎝ スクエアフォーマットのファインダースクリーンに浮かぶ猫たちは、のんびりと待っていてくれます。
…というか、スクリーンの中で、いつも通りの自分たちの生活を見せてくれます。
なので、こちらもゆったり気ままにシャッターを切らせてもらいます。
「カショッ」 二眼でニャン…
朝の尾道。 日差しが気持ちよさそうです。
縁側で日向ぼっこ。 …ザ 日本の風景!
上の猫、日向ぼっこをやめ、数メートル先の階段から下を眺め、何やら思案… たぶん考えてます…
坂の途中、家々の間にぽっかり存在する休憩スペースは、猫たちの溜まり場でもあります。
兄弟でしょうか、三者三様に出迎えてくれました。
ベンチから動かないのをいいことに、急いでフィルム交換をしようと、バッグから銀紙に入った
ブローニーフィルムを取り出し、ガサゴソと詰め替え。
さて、撮影続行と正面を向くと、さっきまでの空間に3匹はいず…
逃げちゃったか… と、あきらめかけていると、足元になにやら当たります。
見ると、先の3匹がこちらを見上げながらスリスリ…
……あ、銀紙ガサガサやってるの、餌くれると思ったのね…
ゴメン、何も持ってない…
必死に謝ると、察したのか離れていきました。 散るのも早い…
それでもあきらめずに、バッグのそばで待機する子。
こちらの子は、気ままです。
…っていうか、気まますぎ…
街が見下せる広場にて。
運河沿いののどかな風景を眺めながらの毛繕い… 気持ちよさそうです。
ちょっとしてから戻ると、こんな感じに…
広場を出て坂に戻ると、そこにもニャン。 ちょっと不機嫌か…
見上げてもニャン…
勿論、猫だけでなく、街全体がのどかで魅力にあふれた尾道。
たくさんの素敵な景色をフィルムに収めることができました。
そちらもいずれ紹介できたらと…
でもその前に、今度はおやつを持って、また行きたいニャン。
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