皆様、SDカードというと何をお使いでしょうか。「とにかく手軽に使えれば」という方や
「しっかりしたものを使いたい」という方、「読み込み速度の速いものを使いたい」という方…本当に様々な考え方があると思います。
筆者自身はそこまで読み出しに速度が必要な使い方を今までしていなかった為、「とにかく手軽で安いものを」という気持ちで使うカードと「ここはしっかりしたものを使いたい」という気持ちもあってSundiskのUltraとExtreme ProのUHS-Iタイプを愛用していました。
幸い今までデータ周りのトラブルには見舞われた事はありません。バックアップで複数運用していたからでしょうか。
そして数か月前に高画素機を購入したことから、やはり読み出し速度と容量の大きいカードが必要に。そこで今回選んだのがSONYのTOUGHシリーズ。極限環境でも使用できるように作られたSDカード。実際に筐体も従来のSDカードは挟み込むように成型されていますが、TOUGHは一体成型で非常に硬質な筐体です。ここまで強靭且つ、速度もUHS-IIである事から高速です。書き出し速度は299MB/s、読み出し速度は300MB/s。
例えばα7RIIIやIVの4000~6000万画素機になるとデータ量も非常に大きくなります。そうなると連写時に書き込みが少しモタついてしまったり、撮影した画像をすぐ確認したい時にも状況によってはストレスになる場合も。
実際に購入したTOUGHの128GBはα7RIIIでRAWのみ保存(圧縮)に設定したところ、約2800枚ほどは記録可能。RIIIとなると高画素機に当たる為、連写する場面というのも人によってはそこまで直面することは多くはないはず。使用していて容量が底を尽きたという経験は未だなく、この1枚でしばらく運用ができそうです。
もう一つの問題としてあげられるのはカードチェンジの時。
急いで変える時に起こりがちな、角度を付けて入れようとして曲げたり折ったりする事故もTOUGHは対応。できるだけ突起を廃したデザインと筐体の硬さは恐らく上記の事故を防ぐ為に考えられています。
ちなみにTOUGHは書き込み速度・読み出し速度共に高速なGシリーズと、
書き込み速度が150MB/s、読み出し速度が277MB/sのMシリーズがあります。
これは速度の優劣というよりは使用する機種によって、選択するのが良いと思います。
SDカードという枠としてはUHS-IIという事もあり、高級モデルに入るこのTOUGHシリーズ。
“安心感と高性能”を両立してくれた。頼もしい相棒として、使い続けたいと思います。