今日ご紹介するMapTimesで使用した機材
『SIGMA dp Quattro』シリーズ
『SIGMA sd Quattro』シリーズ
SIGMA fp の発売に伴い追加されたカラーモード「ティールアンドオレンジ」
ハリウッド映画などで人気の高いカラーグレーディング手法に着想を得た「ティールアンドオレンジ」は
多くのSIGMAユーザーからの支持を得ました。SIGMAユーザーだけでなく多くの写真好きの心を掴んだ「ティールアンドオレンジ」
「SIGMA fp」のみの対応になっていたのですが、
ついに「Quattro」シリーズをお持ちの方もカメラ内で設定できるファームアップがやってきました。
それだけでなく
SIGMA純正の現像ソフト「SIGMA Photo Pro 6.7.3」(※以下略SPP)
最新版のSPPをダウンロードすれば過去に撮影した「Quattro」シリーズのX3Fファイルでも
「ティールアンドオレンジ」を選択することが出来るようになったのです。
4/23の更新後、早速ネット上でも多くのSIGMAユーザーの方が現像して楽しんでいて羨ましい限り。。
最近になってようやく私も現像する時間が出来たのでやってみました。
sdQuattro + Art 85mm F1.4
sdQuattro + Art 85mm F1.4
被写体的にも「ティールアンドオレンジ」にぴったりな組み合わせだと思いました。
空の色が特徴的で、自分ではなかなか出さない色味なので新鮮な気分です。
トーンの明るい茶色もより印象的な色になりました。
dp2Quattro
dp2Quattro
dp2Quattro
dp2Quattro
三枚目の森っぽい写真は本当は緑緑しい風景でした。
「ティールアンドオレンジ」とホワイトバランスを「くもり」などに変えると黄金色の木々に。
でも赤などの色は基本的に変わりません。自分でこんなカラーバランスを再現しようと思うときっととても大変です。
ところで今回昔の写真を掘り起こしながら再度SPPで現像をかけたのですが
まずSPP自体が当時よりとても進化したな、と感じました。
フリンジの処理が当時より改善されていて(今更ですが)トーンカーブ調整なども含め
初期のころと比べるととても使いやすくなりました。
ちなみにMerrillシリーズも出来ないかな、とやってみましたがやっぱり無理でした。
当時からSIGMA機を使う時の撮影設定はなるべく「素」がモットーでした。
なるべく自分の感情は混ぜずにFOVEONのセンサーが出すそのままの画が見たい、というのが当時の考えだったような気もするのですが、
少しもったいないことをしていたかな、と今は思います。
色んな設定でその写真の良さを引き出す、という事も大事なんだな、と改めて意識したのです。
頑なにカラーモードを「ナチュラル」や「スタンダード」で統一していた自分のスタイルは肯定しつつ
もう少し見方を変えたり、肩の力を抜いて楽しんでみてもいいのではない?と「ティールアンドオレンジ」に教えてもらった感じがします。
実際「fp」で撮影をしてからはバシバシ色味を変えたり現像を楽しんでいます。
過去の撮影写真の現像を楽しむにはちょうどいいこの時期。
新しいカラーモードで当時を再度振り返ってみてはいかがでしょうか。
私もいろんな写真を掘り起こしながら楽しんでいるのですが現像作業に集中すると時間が足りないくらいです。
dp0 Quattro
というわけで今回は「Quattro」シリーズでも使えるようになったカラーモード
「ティールアンドオレンジ」で過去写真の現像を楽しむ、という回でした。
振り返っていたら「Merrill」シリーズも再現像したくなってきたので次回はそんな回、、?
今はたくさんの思い出を振り返りながら日々を楽しみましょう。