【SIGMA】しぐまびより Part4

名もない小路。
初めて歩く路。
自分にとってはそんな路。


でもそこにはそこで生活している人達がいて
その人達の生活が刻まれ続けている。
名がなくても、知らなくてもその路には
その路の魅力がそこかしこに在る。

散策をするならよく晴れた日がいい。
射し込む陽が、ここはこんな場所だと教えてくれる。


変わっていくものと
変わらなくなってしまったものが混在するのは
生活が在るからこそ。
その対比が一つの魅力を作りだしている気がします。



知らなかった路地を抜けると
また見慣れた景色に戻ってきた。
それぞれの生活。



時間は限られていて、目的地がある時は
どうしても急いでしまうけれど。
その路を通ったからといって何がある訳ではないけれど。
見慣れた町の、ほんのささやかな風景。
今度歩いてみませんか。
ちょっとそこまで。





