
【SIGMA】旅や日常のスナップ撮影に最適なオールラウンダーレンズ
カメラ好きなら誰もが経験する「どのレンズを持って行こうか」問題。
広角で風景を撮りたい、でも遠くの被写体も撮りたい。そんな悩みを一瞬で解決してくれるのが、このSIGMAの高倍率ズームレンズです。
今回使用した Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS(フジフイルムX用)は、35mm判換算で約24mmの広角から450mmの超望遠まで、これ一本でカバーできます。X-T5の機動性と高画質センサーと組み合わせれば、レンズ交換の手間なく、あらゆるシーンを切り取ることができます。
例えば 秋の行楽シーズンに出かけた先や日常スナップで目の前の全体を切り取りたくなった時はもちろん、少しズームして線路を囲むような架線に着目してみたり、思い切りズームして薄暗い中で小川に差し込む光を描写してみたり。
またこのレンズは簡易的なマクロ撮影も得意です。これから大きくなるであろういまは小さなドングリや順番に色づいている木の実もここまで大きくクローズアップできます。遠くから見ると何気ない植物ですが、グッと寄ることで葉の形状や実の質感までしっかり写し出すことができました。
もちろんF値が可変式なので、撮影シーンによっては明るい単焦点レンズのようなボケ味は難しい場面もありますが、工夫すればボケ味を楽しむこともできますし、何より「一本でなんでも撮れる」という圧倒的な便利さは、そんな小さなデメリットを帳消しにしてくれます。
影のシルエットに着目してシャッターを切った1枚。幹のゴツゴツとした質感と、ツタの葉が立体的に浮かび上がるように撮れました。背景のボケも美しく、被写体を際立たせてくれます。
手前の樹皮のディテールをシャープに捉えつつ、奥の葉を柔らかくぼかして奥行きを出しています。このような切り取り方も、このレンズなら気軽に楽しめます。蜜集めに夢中な蜂や飛ぶのに疲れたのか一休みするトンボなどの小さな昆虫も、遠くから望遠でそっと捉えることができます。蜂の重みで少ししなった一瞬をフレームに納めてみました。望遠レンズならではの圧縮効果で背景もシンプルに整理してくれています。
小川に張り出した枝にとまるシオカラトンボ、流れの穏やかな場所のおかげか水面のリフレクションも綺麗に写し取ってくれました。
川の向こう側、丸い植物に何かがついてると思い切りズームリングをまわしてみれば、公園管理者の遊び心なのかウインクした目がついていました。こういった発見も日常スナップの楽しみの一つです。
遠くの空を飛ぶ飛行機も、木々の隙間から現れた瞬間にカメラを向けて、ここまで大きく引き寄せて撮影することができました。軽量コンパクトな組み合わせなので取り回しやすく、屈んだり頭上に持ち上げたりしても苦になりません。
「とにかく荷物を軽くしたい」「レンズ交換の手間を省きたい」「旅行でいろんなシーンを撮りたい」という方には、このX-T5とSIGMA Contemporary 16-300mm F3.5-6.7 DC OS の組み合わせは最強の選択肢の一つです。
これ一本をカメラにつけておけば、あとはシャッターチャンスを待つだけ。ぜひ皆さんもこの組み合わせで、気軽に写真を楽しんでみてください。