【SIGMA】sd Quattroと冬の情景
今回は2016年7月7日に発売され今もなおファンの多いFoveon Quattroセンサーを搭載したSIGMA sd Quattroで撮影した作例をご紹介して参ります。
仕様レンズはSIGMA (シグマ) C18-200mm F3.5-6.3 DCMACRO OS HSMになります。
ハイキング途中に撮影した1枚。
18mm F3.5で撮影しています。
Foveonセンサーで撮影した写真は肉眼で見た色合いがそのままデータに乗ってくるように感じる事が多々あります。
こちらは18mm F5で撮影。
手前の岩場が陰になっていてコントラスト的に厳しい場面かと思っていたのですがバランスよく写ってくれています。
目の前の光景に対する設定がシビアな場面が多く上手く決まらないと白飛びや黒潰れを招きやすいカメラですが、じっくり撮影すれば素晴らしい1枚を得る事が出来ます。
水辺と空の青い色が気持ちよく出てくれています。
Foveonセンサーの色の出方に筆者は多大なる信頼を寄せております。
川の流れの表現もこのカメラの得意とする所だと筆者は評価しております。
こちら広大な草原を何気なく撮影した1枚なのですが等倍表示で見た時、草の1本1本の解像具合に思わず笑みがこぼれてしまいました。
これぞFoveonセンサーの真骨頂とも言える被写体ではないでしょうか。
日光に照らされた木々の幹のテクスチャーが良く表現されています。
このカメラで撮影した写真はついつい等倍表示で見てしまいたくなる魅力があります。
非常に透き通った神社の境内の池が生々しいまでに撮影できています。
先程も言いましたが水の質感の表現が素晴らしいです。
大きくして見ると目の前に本当に広がっているかの様に錯覚する事があります。
最後は林道での奥行きを意識した1枚。
アスファルトや枯葉の描写に加えて、深い緑の葉の色も良く出ています。
このカメラで撮影した写真は、デジタルデータなのにどこか温かみを感じ、デジタルとフィルムの中間の様な不思議な空気感を感じる事があります。
それもセンサーの3層構造による豊富な色情報のもたらす空気感なのだと筆者は感じています。
現在フルサイズバージョンのFoveonセンサーを開発中との事でどんな素晴らしいカメラが出来上がるのだろうと筆者は首を長くしながら、このsd Quattroでの撮影を楽しんでいきたいと思っています。
本日使用した機材はこちら↓