StockShot

  • タグ一覧
  • 検索

【SIGMA愛】要望が形に

メーカー愛スプリングバトルSIGMA編

リヤコンバーター」については
前回掲載しましたが
その後1970年代に入り
他社との差別化で作られたレンズ中で
私の手元に有った1本を
ドライボックスから出してきました。

顧客の要望と「企画先行」で造られたレンズ
135mm F2.8 Pantel
SIGMA 135mm F2.8 PantelSIGMA 135mm F2.8 Pantel

Pantel Series」は望遠では被写体深度が
浅くなってしまう不満を
解決する目的で開発されました。
最小絞りf64まで絞れます。
絞りリング
絞りリング「Pan 64」の文字が

絞りF22
「f22」
絞りF64
「f64」
f22」と「f64」の間にも一段クリック(f32)があります。

何故、このシリーズが「企画先行」かと言うと
レンズは絞りすぎると回折現象が起こり
ピントが甘くなります。
ピントが甘くなることは分かっていて
ただ「非常に深い絞り(f64)」を
実現させることのみが目的でした。
実際撮影してみると
かなりボケボケです。

撮影画像です。
使用カメラは「SONY NEX-5Nマウントアダプター使用
絞り優先オート(AE)露出補正-0.3 ISO100 WBオート
右は合焦部分の拡大、画像をクリックしますと拡大表示されます。
f2.8f2.8合焦部分
「f2.8 s1/3200」 APS-Cサイズですので35mmフイルムサイズよりはボケが小さくなります
拡大すると1970年代のレンズですので現在の高画素画像素子ではかなり甘いです。

f5.6f5.6合焦部分
「f5.6 s1/1250」 白い花の一群のみハッキリしているぐらい
拡大すると かなり改善されますがまだ甘い感じです。

f8f8合焦部分
「f8 s1/400」 白い花の二群までハッキリします
拡大すると まだ甘い感じがしますが及第点、ここが最高画質でしょう。

f22f22合焦部分
「f22 s1/60」 手すり等もかなり分かるようになります
拡大すると 回折現象の影響が出ています。

pan f64pan f64合焦部分
「PAN f64 s1/10」 奥の道路標識もハッキリ分かります
拡大すると 「f2.8(開放)」より甘くなっています。

画像全般にですが横からの強い西日の影響もあるかもしれません。
何せ小さな内蔵フードなので・・・

参考までにフイルムで撮影した画像を掲載します。
使用カメラ「CONTAX 139quartz
f2.8
「f2.8 s1/1000 +1 Kodak EKTACHROME E100VS」
pan f64
「PAN f64 s1/8 Kodak EKTACHROME E100VS」

現在では「企画先行」で性能を無視したレンズは発売されることは無いと思います。
無茶がきく時代だったということです。

↓クリックで1票!

[ Category:SIGMA | 掲載日時:13年04月29日 16時40分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

BlackFridaySALE 先取/下取交換15%UP

RECOMMEND

PAGE TOP