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【SmallRig】ようこそ「リグ沼へ」カメラケージ編

【SmallRig】ようこそ「リグ沼へ」カメラケージ編

「カメラケージ」と呼ばれるオプション品をご存じでしょうか。
「cage」という英語を翻訳すると「鳥籠」などと訳されます。
その訳の通り、カメラの外枠を包む鉄(正に籠のよう)に無数のネジ穴やアクセサリーシューが施されています。

主に動画撮影時に使用するオプションとなっております。
通常、カメラボディだけでは上面のアクセサリーシューくらいにしかオプションをつけることができません。
スチル撮影ではフラッシュやコマンダーを搭載するくらいなのでその数でも足りていましたが、動画撮影、しかも本格的に行うとなるとモニター、マイク、外部収録メディア、簡易ライトなどなど。とても一つのアクセサリーシューだけでは足りません。
そこで、ケージの登場です。今回は「SmallRig」というメーカーのご紹介です。お求めやすい価格帯で、幅広い商品展開をされているメーカーで今非常に人気です。
最初の写真はLUMIX S5用のカメラケージを装着したものです。各部の詳細を見ていきましょう。


カメラのトップ部には「ARRIアクセサリーマウント」と呼ばれる取り付け穴が用意されています。対応するハンドル等を装着することによって持ち運びしやすくしたり、ローアングル撮影をしやすくしたりします。

側面の端子部にも1/4インチネジ穴、3/8インチネジ穴やストラップホールが用意されています。端子カバーの開閉を阻害することはもちろんありません。対応するネジ穴を使用してケーブルプロテクターと呼ばれる各種ケーブルの誤脱防止カバーを取り付けたりできます。

グリップ上部にはコールドシューが用意されています。これは着脱が容易なので、頻繁に取り外しするようなオプションをここに装着すると便利です。代表的なものでは外付けマイクでしょうか。

このケージは底面でのネジ留めの他に、グリップ側の三角環穴を使用することによって2点での固定が可能となっています。1点留めよりもケージ内でカメラボディがずれないのでこのような機構があるものはおすすめです。


続いてはSIGMA fp用のカメラケージです。fpはコンパクトなボディが特徴ですがその為主要なスイッチ類がカメラ上部に集中しています。ですが、このカメラケージはクランク状に折れ曲がることによってスイッチ類の操作を妨げることなくしっかりとカメラをホールドしています。S5のカメラケージ同様に「ARRIアクセサリーマウント」が中央にあるのでハンドルの取り付けも容易です。

ほとんどのカメラケージも同様なデザインがされていることが多いのですが、バッテリー室の蓋の開閉がケージを取り外すことなくできるようになっています。バッテリーの消耗率が高い動画撮影ではその交換も頻繁なのでこのような構造は非常に助かります。

カメラケージによってはこのようにウッドグリップが備わっているものもあります。グリップ感が増すので小型ボディにはあると嬉しいですね。この機能は動画のみならず、スチル用途の方にもおススメです。

このように様々な機能が備わっている「カメラケージ」
オプション品が多くなりがちな動画撮影の強い味方です。

皆様は「〇〇沼」なる通称をご存じでしょうか。
こだわればこだわるほど深い沼にはまっていくような状態を指す言葉です。
カメラの分野においても、「レンズ沼」などと呼ばれることもあります。
今回の様にカメラケージを中心として、様々なオプションを装着することを「リグを組む」と言ったりします。
どのオプションを装着するのか、その装着位置を工夫したり、本来の用途とは別の使い方を独自に編み出したりとリグを組む行為も様々なこだわりが光る分野と言えます。
そんな「リグ沼」の入り口となるのがカメラケージです。ぜひ皆様も深淵なる「リグ沼」を覗いてみてはいかがでしょうか?

[ Category:etc. | 掲載日時:22年03月02日 17時00分 ]

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