【SONY】α1と動物園へ
SONY α1と50mm F1.2GMの組み合わせで夢見ヶ崎動物公園に行ってきました。
駅から動物公園へ向かっている時に通った公園です。
明暗差のある一枚ですが、明部も暗部も飛んだり潰れてしまったりせず、50MPとは思えないダイナミックレンジの広さです。
描写力は流石のGM。
長年FEマウントの50mmを担ってきたPlanarとはまた一味違った写りです。
買い換えではなく買い増しをしたくなってしまいますね。
動物園での撮影に適した焦点距離は大体100-400mm程度と言われています。
柵を前ボケでごまかし、遠くにいる動物をアップで撮るためですが、動物との距離がそこまでなければ開放f1.2の前ボケで全く問題なく撮影することが可能です。
F2.8まで絞ってみました。
この角の質感表現は流石です。
群れの中でも一際存在感を放つこの一頭が歩んできた歴史すら感じさせてくれるようです。
先程の硬質な表現とは変わり、フラミンゴの羽のふんわりとした柔らかい表現もお手の物。
夢見ヶ崎動物公園には壁面をガラス張にしたペンギンの水槽があり、飛び込んだペンギンが気持ち良さそうに泳ぐ姿を見ることができます。
地上から水中への飛び込み等状況が大きく変わったり、泡で被写体が隠れてしまう場合でもα1で更に進化した動体ロックオンAFの恩恵を受けられます。
一瞬見失っても次の瞬間にはもう再フォーカスが済んでいる。もしかしたら撮影者より早く被写体を見つけ、焦点を合わせてくれているのかもしれません。
余談ではありますが、ペンギンの目が少し白っぽいのは瞬膜というものが張っているからなんだそうです。
人間でいう水中で目を守るためのゴーグルの様な物なのでしょうか。
ほぼ最短撮影距離で絞り開放です。ピント面から滑らかにボケていくのが分かりますでしょうか。
日陰でひと休憩。
50mmという使い慣れた焦点距離ながらも、かつてない表現力にただただ感動するばかりです。
帰りがけに会ったお散歩中の猫ちゃんです。
悠々と通りの真ん中を歩いているということはこの辺りを縄張りにしているのでしょうか。
近寄ると逃げられてしまいそうだったのでサッと撮った一枚でしたが、クロップをしてみて驚きました。
猫ちゃんのヒゲの繊細さやふんわりとした胸毛の質感がこれだけしっかり写っているとは思いませんでした。
最新のAF性能を持つα1と、そのAF性能を存分に発揮させ、更に5010万画素を不足なく解像しきる50mm F1.2 GMの組み合わせはまさに万能な1セットだと思います。