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【SONY】α7Ⅳ × FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

Beyond basic「次代の、新基準へ」———。

新たなベーシックモデルとして登場したSONYのα7Ⅳ。
ベーシックモデルとしては素晴らしく人気を博したα7Ⅲの発売から三年半の月日が過ぎ、SONYのベーシックはどのように変わったのでしょうか。

今回、我々Map CameraのSONYコーナー担当スタッフが各々好きなレンズとα7Ⅳを組み合わせて撮影をしてきましたので
それらを作例と共にご紹介出来たらと思います。

撮りたい瞬間、表情を逃さない。写真も動画も高精度・高速・高追随の進化したAFシステム

前回のFE 35mm F1.4 GMにて進化した人物の瞳AFを中心にご紹介してきました。
今回はα7Ⅲに追加のファームアップで加わった事で話題になった、動物瞳AFの部分について書いていこうと思います。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO感度:3200 / 焦点距離:400mm

前回のファームアップで追加された動物瞳AFは画期的でとても素晴らしい機能であったのですが、全てにおいて信頼出来るかと言われたら少し難しい部分がありました。
最新型の画像処理エンジンBIONZ XRと3300万画素の新型センサーに変わり、動物相手の瞳AFはどう変わっているのでしょうか?

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO感度:1250 / 焦点距離:241mm

まず、結論から申し上げますと全くの別物。正直ここまで進化しているものなのかと驚きを禁じ得ませんでした。
何より驚いたのが、瞳とそうじゃないものを正確に見分けているところです。

最初の一枚はテストで撮影をしたこちらのユキヒョウの写真。
顰めたような表情でもしっかり瞳にピントが来ているのが分かるかと思います。縞模様などがある動物は瞳AFのポイントが縞模様に持っていかれたりするのですが全くそのような事は無く終始正確に瞳AFは瞳の追従を続けていました。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO感度:2500 / 焦点距離:400mm

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO感度:3200 / 焦点距離:400mm

従来の動物瞳AFとの違いを感じた大きなポイントは、横を向いていても外れる事なく追従している点です。
AFオンで瞳を検知している最中、横を向いても瞳AFは変わらず作動を続けており更に手前の笹のような者に遮られても、一切外れませんでした。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO感度:3200 / 焦点距離:400mm

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO感度:3200 / 焦点距離:384mm(35mm換算:256mm) / APS-Cクロップ

絞り:F5.0 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO感度:3200 / 焦点距離:154mm

今回はなんと撮影中に雪が降ってきました。
AF設定を全域ワイド且つAF-CにしてAFオンをすると手前の降る白い雪の粒を動体として検知してしまい、AFが外れてしまう。雪撮影でこういった経験のある方は少なくないかと思います。
しかし「AFオン」ではなく「瞳AF」でAFを作動させると手前の雪に持っていかれる事なく正確に被写体の瞳にピントを合わせてくれました。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO感度:640 / 焦点距離:400mm

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO感度:3200 / 焦点距離:400mm

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO感度:3200 / 焦点距離:600mm(35mm換算:400mm) / APS-Cクロップ

更に、α7Ⅳには上記動物瞳AF機能に加えて鳥の瞳AFも追加されています。
これはα7Ⅲには入っていない機能で、従来の動物瞳AFではほとんど検知する事はありませんでした。
こちらもテストをしてみると、離れた被写体にも正確に瞳にピントを合わせています。上下左右顔を動かしていても外れることは少なく、外れたとしてもすぐに復帰して再度追従を始めます。
率直な感想を述べるとすれば、動いている被写体に関しては動物瞳AFほど正確に瞳だけを追従することは無かったですが止まっている被写体においては従来の機種とは比較にならないレベルで精度が向上しており撮影中は終始構図に集中出来るので積極的に活用していきたい機能だと感じました。

【SONY】α7IVが野鳥撮影で一眼レフを超えた理由


鳥瞳AFに関する記載および作例はこちらの記事にて更に詳しく見ることが出来ます(レンズは本記事と違います)

いかがでしょうか。
昨今ミラーレスは各メーカーから優秀な瞳AFを搭載した機種が多数発売されており、今回のα7Ⅳに搭載されている瞳AFもとても優秀の一言に尽きる素晴らしい性能でした。
撮影中はAFのことはほとんど任せて、構図に意識のほとんどを集中させておりました。それでいてピントがちゃんと顔・瞳に来ている当たりのカットは全体の90%を占めていて写真の選別に苦労しました。

しかも、ミスカットの半数以上がAFではなく筆者自身の構図の失敗なのでAFの精度に関しては90%を超える精度だと言っても過言ではありません。
今回は動物の瞳AFを中心にご紹介させて頂きました。ベーシックの新基準を謳うこのα7Ⅳ、この驚異的な性能がベーシックモデルであることに今もなお驚きと感動を禁じ得ません。



[ Category:SONY | 掲載日時:22年01月19日 12時00分 ]

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