「Vivitar」はアメリカの写真用品販売会社で生産委託にて商品供給を受けていました。
「Vivitar」ブランドでの一眼レフカメラ用レンズはシリアル番号で
生産委託先が特定できてしまいます。
今回のレンズはシリアル番号からすると日本の「キノ精密工業」製と思われます。
しかし、よく見ると「前群回転式繰り出し」に刻印文字が「COSINA CTシリーズ」レンズに似ています。
生産委託先には「コシナ」もありますので「コシナ」製の可能性もあります。
絞り「開放」・距離「無限大」では広角大口径の割には周辺光量落ちも少なく、
ハレーションもほとんどなくコントラスト重視のレンズです。
渦巻き状の後ろボケはかなり発生しますのでうるさく感じられます。
収差は若干のたる型歪曲が見受けられます。
マウントアダプター使用の際には無理やり装着などされないように注意して下さい。
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